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ドクターマシリトが外道過ぎる!平松伸二版まんが道「そしてボクは外道マンになる」 [注目作品]

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連れの都合でたまたま立ち寄った本屋。プレイボール2を読もうとグランドジャンプを手に取ったが載ってなかった。よく表紙を見たら、グランドジャンププレミアムという増刊だった。巻頭に平松伸二の「そしてボクは外道マンになる」 。読んで見たら、これが大当たりの内容で、平松伸二を読んだことのない連れにも勧めてみた。

平松伸二といえば現代版「必殺仕事人」の「ブラックエンジェルズ」。自転車のスポークを使い、法で裁けぬ悪党を刺し殺す内容は、当時の小学生たち読者に衝撃を与えた。ちなみに出世作である「ドーベルマン刑事」は世代ではない。ブラックエンジェルズ以降は低迷し青年誌に移る。「細けえことはいいんだよ」はアスキーアートとして大ヒットを飛ばした。「そしてボクは外道マンになる」は、平松伸二版の「まんが道」。時々読んではいたが、ちょっとエロワードの使い方が趣味じゃないので、単行本を買うまでではないかなと思っていた。

今週の外道マンはドクターマシリトこと、鳥嶋和彦が新担当になってドーベルマン刑事のテコ入れを行う有名なエピソードのコミカライズだった。鳥嶋氏は数え切れないくらい多くの作家が漫画に描いているが、そのどれよりも強烈に描写されている。

了承を得るために本人に会いに行ったエピソードまで漫画にしているのだが、漫画を読んだ鳥嶋氏のコメント「こんな漫画描いてるとは知らなかった」はまだわかるにしても、「いまだに現役とは思わなかった」ぐらいのオマケがつく毒舌さなのである。さらに自身の登場シーンについては承諾しつつも、漫画についてはこのまま行くとゴミで終わるとまでぶったぎっている。キャラたちすぎだ。そして現在社長に就任している白泉社でジャンプを抜く漫画誌を作ると息巻く。この辺はバンチ創刊前の堀江信彦のような切なさを感じもするのだが。

「平松さん自身がわかってると思うけど、全然外道じゃない」と、タイトルに偽りがあると鳥嶋氏に指摘され、奮起する作者。次週から本格的に外道化して行くようで、楽しみである。

第一話はネットで読めます。
http://grandjump.shueisha.co.jp/original/gedou/

ところで鳥嶋氏といえばやはりドクタースランプ。「あのころのわし」は完全版や文庫版では読めなかったりするので、やはりオリジナル版を買うべきだと思う。電子書籍版や、最近の版で載っているのかは知らないけども。
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Dr. スランプ アラレちゃん Dr. マシリト世界征服計画 ~集まる! キャラメルマン!!~ (BOX)
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遥かなる旅路、「ドラゴンボール」その初期構想とは7 [シリーズ]

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強さのインフレを起こすたびにリアリティの崩壊を起こしつつも人気を爆発させてきたドラゴンボール。大人の経済的な事情により、延命を繰り返し続ける作品になってしまった。その初期構想とはどんなものだったのだろう。

漫画史に残る名台詞、「もうちょっとだけ続くんじゃ」。
あの「もうちょっと」とは、どのくらいを指していたのだろう。自分はベジータ戦までだと長年思っていた。しかしランチさんのリストラを考えると、スーパーサイヤ人が登場するフリーザ戦までが「もうちょっと」の範囲だったのだろう。ナッパに「あいつナメック星人だぜ」と言わせ、伏線を張っている。
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自分の中でドラゴンボールのベストバウトはベジータvs悟空&悟飯&クリリン&ヤジロベーである。3倍界王拳かめはめ波の迫力。役に立ったり立たなかったりのヤジロベーの不安定感によるハラハラ。ご飯の大猿化による大逆転。それでも死なないベジータの生命力の凄まじさ。ナメック星のドラゴンボール争奪戦のハラハラも最高。つくづく思う。もうちょっとだけ続いて良かった!と。
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しかし、これで終わりと考えているからか、連載が長期化することによって作品を陳腐化させてしまう場当たり的な設定が色々と顔を出している。

例えば「あの世」の設定。閻魔大王にラディッツをあっさりやっつけさせたのがそもそもまずい。この後に出てくる界王様の偉大さを際立たせたいという狙いだったのだろうが、その界王様よりも強いキャラが続々とあの世に送り込まれてくる展開になるのにどうすんだという話である。だったら聖闘士星矢のように、冥界ではハーデスの結界のせいで力が半減される〜とかやるべきである。
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そしてその界王様。
神よりも上の存在がいたなんてと驚かせておいて、さらにアニメでは大界王様が登場。連載が長期化することによってその設定は公式のものとなり、さらにそのまた上の存在、界王神が登場。大人の事情で再スタートさせた新しいアニメシリーズでは、そのまた上の破壊神が登場。最近では、さらにそのまた上の存在が出てきているらしい。

スカウターは男心をくすぐるアイテムであるが、パワーバランスをインフレさせ、バトルを単なるフォームチェンジしたもの勝ちの展開にさせてしまった最大の戦犯だ。フリーザ第二形態で賞味期限切れになってしまったのに、いまだにセルだのブウだのに戦闘力は幾つだとか盛り上がってる人を見ると、なんだかなあと思ってしまう。次回では、その辺について書こうと思う。


ドラゴンボール 仙豆スナック 【DRAGONBALL】

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  • 出版社/メーカー: ベネリック㈱
  • メディア: その他


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引っ越した先に偶然自分と瓜二つの人間がいたという宇宙世紀あるある!「機動戦士ガンダム ジ・オリジン」 [心に残る1コマ]

今更ですが、アニメの「機動戦士ガンダム ジ・オリジン」3巻を見ました。
 
原作で「ないわー」と思った展開、修正されずにそのままアニメ化されてるのでビックリした。

漫画、「機動戦士ガンダム ジ・オリジン」。ガンダムのリファインコミカライズかと思いきや、シャアのエピソード1が始まり、ガンダムの正史に重要な影響を与える存在になった漫画。シャアのファンなら誰もが知る設定なのだが彼はある国の王子様で、本名はキャスバル。幼き日に政変が起こって父の国王は死亡。亡命したキャスバルは、政敵に復讐するためにシャアと名を変え軍人として帰国、頭角を現す。「赤い彗星」の誕生である。

キャスバルがシャアになる瞬間、それが一つの見どころなわけなのだが、リアルタイムで読んでいて、引っ越した先に偶然そっくりさんがいたという展開で驚いた。どうしちゃったんだ、安彦良和と思った。編集部で誰か止める人はいなかったのだろうか。いやいや、何か策があるのだろうと思って読んでいたが。

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キャスバルの行動は常に政敵に監視されていて暗殺されかけるのだが、そっくりさんの「シャア」と入れ替わり事なきを得る。そっくりさんと二人でおおっぴらに行動しているのに、その場にいる誰も入れ替わりを考えたりしないのだ。キンタローと前田敦子の組み合わせだって、入れ替わる可能性を考えると思うのだが。暗殺者にやる気がないとか、キャスバルの父の信望者だったので見逃したとか、そういう描写もない。そもそも、二人を審査するべき空港の係官が、血の繋がりのない二人がそっくりだと驚く描写がない。そのシーンを見ると、その場にいる誰もが二人が瓜二つだと認識してないかのようである。実に不自然だ。

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ストーリー作りにおける、「身分を偽るためにそっくりさんを用意しました」というのは、どちらかといえば古典的手法だと思う。ある意味小学生でも思いつくアイディアなので、逆に読者に説得力を与えるハードルが高い。例えば、キャスバルの父を信望する一派、もしくは政敵の政敵からの援助で整形した身代わりを用意して、人権などなんとも思わない政治の世界の冷徹さを描くとかいう方法が(これまた古典的だが)定石だろう。フル・フロンタル誕生の伏線にもなる。それをしなかったのは、安彦良和が「キャスバルの賢さ」を描きたかったからであろう。その結果、登場人物全員バカ、みたいになってしまっている。

おそらく正解は、シャアに出会った次の日から、ヒゲ生やしたりロン毛にしたり、入れ替わる瞬間までキャスバルがキャラを変えておくことであろう。

あまりガンダムファンの反応などチェックしてはいないが、自分的には炎上しそうな事件だと思う。しかし一般的なまとめサイトで取り上げられているのも見たことないので、世間一般的にはこの展開で問題なしと捉えているのだろう。自分が変なのだろうか。まあそれでもいいんだけど、偉大なガンダムサーガに一つ大きなっぽい穴が空いたような気がして、なんだかそわそわしてしまうのである。

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遥かなる旅路、「ドラゴンボール」その初期構想とは6 [シリーズ]

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強さのインフレを起こすたびにリアリティの崩壊を起こしつつも人気を爆発させてきたドラゴンボール。大人の経済的な事情により、延命を繰り返し続ける作品になってしまった。その初期構想とはどんなものだったのだろう。

神が作りしドラゴンボール。それを自らの欲望のためにしか使わない人間たちを滅ぼすために送り込まれた孫悟空。。。という初期構想(妄想)はなぜなくなったのだろうか。それはおそらく、成長した孫悟空を鳥山明が「もうちょっと見たかったんじゃ」ということなのではないだろうか。

鳥山明のキャラクターはギャグ漫画にしては珍しく年をとる。ドクタースランプでは則巻センベエが結婚し、子供まで出来た。ガッちゃんは二人になった。アラレちゃんは免許をとった。ドラゴンボールも同様で、天下一武道会のたびに悟空の身長が伸び、優勝した3度目の大会ではダイナミックに青年的な頭身となった。これは当時相当な衝撃があった。鳥山明の漫画のキャラクターといえば二頭身というお約束を覆した、一歩間違えれば作品生命を失いかねない展開だった。ピッコロ大魔王との戦いの時から、あたためていたアイディアなのだろう。編集側の反対もあったかもしれない。
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3回目の天下一武道会では結婚までしてしまう。そこまで来たら、生まれてくる子供の顔も見たいだろう。鳥山明も描きたかったに違いない。そうすると、もうちょっとだけ続く必要が出てくる。当然生まれてくる子供には尻尾が。となると、ルーツを探る話になるだろう。その時を見越して、ピッコロ大魔王編では出自に関する話をやらなかったのではないか。これが自分の推測(妄想)である。
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遥かなる旅路、「ドラゴンボール」その初期構想とは5 [シリーズ]

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強さのインフレを起こすたびにリアリティの崩壊を起こしつつも人気を爆発させてきたドラゴンボール。大人の経済的な事情により、延命を繰り返し続ける作品になってしまった。その初期構想とはどんなものだったのだろう。

ドラゴンボールの綺麗な最終回のチャンスは2回あった。
1度目は単行本2巻。最初のボール探しが終わり、仲間と別れ、悟空の新たなる旅立ちを描いている。「長い間ご愛読ありが… い、いえ!!まだ続きます!!」とナレーションしているが、この辺で終わっていればいわゆる「10週打ち切り」となる。連載が始まる前に鳥山明が決めた初期構想の1つだったのだろう。実に綺麗なラストだ。
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2回目の綺麗な最終回のチャンスは、いわゆる「もうちょっと続くんじゃ」の単行本17巻。亀仙人が綺麗に作品を総括している。
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実質的に、ここでドラゴンボールは描き切られていると自分は思っている。鳥山明もそう思っているのではないか。悟空の出自を説明するために少しだけ連載を延長するということなのだが、リアルタイムで読んでいた読者的にそのことについて説明が欲しいと思っていた人はどれぐらいいたのだろうか。もちろんネタバラシしてくれるなら聞きたいのだけど、犬が大統領やってる世界観という作品の構造上、スルーしても成立してしまう話なのだ。
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さて、ドラゴンボールの初期構想(推測)を改めてまとめてみる。
1:西遊記をベースにしたアドベンチャーロマン。
2:主人公はクンフー使い。実は神が遣わした人類破滅の最終兵器
3:ラスボスは神の未熟な人格。

ドラゴンボールを悪用する未熟な人格の人類を粛清するために悟空を送り込んだ神が、自らの未熟な人格による不始末の尻拭いを悟空にさせてしまうという矛盾、という内容になる。

いわゆるガッちゃん方式である「悟空が神の遣い」という裏設定はいつ頃なくなったのだろう。おそらく初期構想に「マジュニア」の展開はなかったであろうから、ピッコロ大魔王とのキングキャッスル戦の前に、世界観のネタバラシを持ってくるのが普通だ。

タイミング的には超神水をすっ飛ばし、いきなり神の神殿に行ってしまった方が話の流れとして自然なはずだ。そこで神と出会い、ピッコロ大魔王が自らの分身であるということの謝罪と、ドラゴンボールを作った理由の説明を受ける。世界観の一切の謎をなくし最終決戦。そして最終回。これが定石のはずだ。そして、そこで悟空が神の創りたもうた人類破壊兵器というネタバラシもあったはずである。これで「この一撃に全てを賭ける!」の大猿コマももっと活きる。
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しかし鳥山明はそれをせず、ピッコロ大魔王を倒したあとに神と悟空を対面させた。この構図だと、ピッコロの後にもう一戦必要になってくる。マジュニア編である。ピッコロ大魔王の後にマジュニアという構成を鳥山明がなぜ必要としたのかはよくわからない。ボール集め編は毎回不評なので、天下一武道会で締めたいということなのかもしれない。だから天津飯戦で悟空を勝たせなかったと考えると辻褄が合う。

話が若干それた。
悟空はいつ神の遣いではなく、サイヤ人になったのだろう。漫画史に残るセリフ「もうちょっとだけ続くんじゃ」だが、神の神殿で「神の遣い」にしておけば、もうちょっとだけ続く必要もなかったはずである。全ての伏線が回収され、綺麗な最終回になっていた。

一つ考えられるのは、ガッちゃんの踏襲では嫌だと作者が感じたのではないかということ。
もう一つ考えられるのは、悟空の身長にヒントがあると思う。

この話、もうちょっとだけ続く。

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遥かなる旅路、「ドラゴンボール」その初期構想とは4 [シリーズ]

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強さのインフレを起こすたびにリアリティの崩壊を起こしつつも人気を爆発させてきたドラゴンボール。大人の経済的な事情により、延命を繰り返し続ける作品になってしまった。その初期構想とはどんなものだったのだろう。

天下一武道会で人気の貯金を作り、ドラゴンボール集めという趣味の冒険漫画展開というローテーションを確立したドラゴンボール。第二回天下一武道会の頃にはリアルに一つの大きな事件が起こった。鳥山明がデザイナーとして参加したゲーム、「ドラゴンクエスト2悪霊の神々」のウルトラ大ヒットである。品薄のゲームを買い求める人が争奪戦を繰り広げ、大きな社会的な問題となった。

(動画は3の時のもの)

ドクタースランプ」で既にこれ以上ないというぐらいのヒットを飛ばしていた鳥山明は、「ゲーム」という意外なところからそれ以上のメガヒットを飛ばし、その名声を不動のものとしたのである。第二回天下一武道会の予選には、ドラクエ2のキャラクターもモブで出演し、連載当時自分の周囲でも話題になっていた。
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その一方、ドラクエの方にエネルギーを吸い取られたのか、当時のドラゴンボールの方のキャラクターデザインには疑問が残る。第二回天下一武道会のラスボス、天津飯である。当時、人気投票を競い合っていた他のジャンプ漫画のラスボスといえば、北斗の拳で言えば「ジャギ」「サウザー」「ラオウ」だったり、キン肉マンで言えば「ウォーズマン」「バッファローマン」「悪魔将軍」「ネプチューンマン」だったりしたわけで、外しの無い、読者が見て「うおおおおお!」と燃えるデザイン、絶対外しがなかったわけなのだが、天津飯はとてもその辺と張り合えるキャラクターでは無い。

亀仙流vs鶴仙流という構図は少年漫画らしい。しかしテーマが謎である。なぜ目が3つあったり、手が4本になったり、「いくわよー」とバレーボールを始めたりするのか。北斗の拳に目が3つあるキャラクターが出てきたら衝撃的だと思うが、動物が二本足で歩いて普通に喋るドラゴンボールの世界観では、驚くところなのか流すところなのか判別がつかない。
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自分はリアルタイムで読んでいて、チャオズがラスボスなのかと思っていた。当時「霊幻道士」という香港製ゾンビ映画が大ブームで、チャオズの元ネタはそこ。香港映画好きな鳥山明ならやりそうだと思っていたのだが。。。


デビュー戦でヤムチャの足を折るなどの残虐行為で敵役としてキャラを濃くしたものの、シリーズ完結を迎えるまでもなくあっさり改心してしまった天津飯。次章であるピッコロ大魔王編では前章のラスボス利権を得ることなく、あっさり戦力外。気功砲だの魔封波だの、あまり強さとは関係ない一発技屋としてその後のキャラを確立する。

そのピッコロ大魔王編であるが、作者の趣味の時間であるはずのドラゴンボール集めパートにもかかわらず、大好評を得る。クリリンが殺されるというシリアスな展開は相当なインパクトがあり、この先のシリーズが今までにない緊張感あるものだと読者に予感させた。
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ドラゴンボールを作った神の分身が、ラスボスとして主人公の前に現れたわけであるから、作品の構成からすれば最終章が始まったに等しい。登場キャラクターもドラゴンクエストを連想させるモンスタータイプ。これで読者が燃えないわけはない。
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ところが、ここで天津飯に続く謎キャラクターが一人登場。ヤジロベーである。タンバリンに殺されかけて復活してさらに強くなった悟空と同レベルスタートという、天津飯の価値をいきなり崩壊させてしまう新キャラだ。漫画なのにわざわざ「クリリンと同じ声」という設定にするあたり、悟空の新相棒になる展開が予想された。剣を操るあたりもドラクエチックで人気が出そう。のちのトランクスを思いださせる。なのにヤジロベーはピッコロの刺客を一蹴したデビュー戦の後、少年漫画キャラとしての見せ場はドラゴンボール最終回まで無かったのである。ピッコロ編が終わってみれば、悟空に超神水を飲ませるための運び屋としての役割しかなく、読んでいて消化不良だった。

ヤジロベーは作者が好きなキャラと公言するだけあって、単行本背表紙に二回も登場。読者のさらなる混乱を招く。


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  • 出版社/メーカー: コスパ
  • メディア: おもちゃ&ホビー



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  • 出版社/メーカー: バンダイ
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電子化作業の時間を確保するには?好きな時に仕事すればいい超ホワイトエビ工場は参考になるか? [時事ネタ]

いつもだが、忙しくて更新できないし、電子書籍化作業もおざなり。本も増えていくばかり。だんだん電子化をやらなくなってくる先人の姿を思い出す。やはり電子化文化は多忙な現代人には無理ゲーだったのか。なので、ちょっとスタイルを簡略化。割とどうでも良い本はPC上のみでゴミ取りチェック。大事な本だけiPad Proで二重にチェックということに。その日は一日で10冊ぐらい電子化できて爽快だったが、意外と大きなミスをざっくりと見逃していて、ちょっと自己嫌悪になったりする。

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上の画像のミスがお判りいただけるだろうか。

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ちょっ…の右横にうっすらと線が。。。
初見では気付かず、連続して何枚も同じ状態になっているので気がついた。

 
 「いつでも出社していいし休んでいい」「好きな仕事だけしてたらいい」という、ウルトラホワイト企業のパプアニューギニア海産が話題になっている。これ、結構前にTVで特集されてるのを見た。昔スピリッツで「パパはニューギニア」って超うっとおしい漫画あったよなー。
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工場では、社員2人とパート従業員約10人が働いている。出勤日を自分で決められるので、出勤する人の人数にばらつきがある。明日はたくさん人が来るだろうと見込んで、多めに作業を準備していたのに、読みがはずれることもある。だれも来なかった日も一日だけあった。工場長としては困るのではないかと思いきや、週単位でみると、出勤人数は平均化されるので、特に困ることはないという。実におおらかだ。

 パート従業員はすべて女性。これまで、子どもが熱を出したり、学校行事などで休みが続くと、迷惑かけて申し訳ないと辞めてしまうことがあった。フリースケジュール制にしてからは、離職者が激減したという。

 会社側も、従業員のシフトで頭を痛める必要もない。出勤も欠勤も事前連絡なしでいいから、当日の無断欠勤でイライラすることもなくなった。辞める人が極端に減ったので、求人費用もかからない。新人教育の必要もなくなった。人件費は2割減になったという。

 この会社では、「嫌いな仕事はしなくていい」ともうたっている。前もってパート従業員にアンケート調査したところ、だれかが嫌いな作業は、だれかが好きということがわかった。結果的に適材適所で、自分の好きな仕事をすることにより、効率もアップ、品質も向上。働く人の自主性に任せたら、いい結果につながったのだ。
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まず、先週の週刊ポストで紹介されたのを一週間遅れでウェブに再掲していることに「ふーん」と思った。そういう仕組みなんだ?早速dマガジンの週刊ポスト2017年6月9日号でも記事を確認。
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さらに調べてみると書籍も出ているらしいので、早速購入。
タイトルは「生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方」。
まあ、なかなか全ての職種がこうはできないだろうけど、日本の労働スタイルに良い影響があればなあと思った。本が届いたらまた感想を夏侯惇。


生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方

生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方

  • 作者: 武藤北斗
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2017/04/16
  • メディア: 単行本



パパはニューギニア (1)

パパはニューギニア (1)

  • 作者: 高野 聖ーナ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: 単行本


南国少年パプワくん 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

南国少年パプワくん 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2002/03/12
  • メディア: Kindle版


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遥かなる旅路、「ドラゴンボール」その初期構想とは3 [シリーズ]

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強さのインフレを起こすたびにリアリティの崩壊を起こしつつも人気を爆発させてきたドラゴンボール。大人の経済的な事情により、延命を繰り返し続ける作品になってしまった。当初の構想はドクタースランプの縮小再生産だったことは過去記事で述べた。

第一回のドラゴンボール集め完了を期に、テコ入れである天下一武道会編が始まる。これが当たり、以降天下一武道会でアンケートの貯金を作り、そのあとに本来作者が描きたかったドラゴンボール集めという構成を繰り返すことになる。ちなみに第二回ドラゴンボール集めの敵役はご存知、レッドリボン軍である。ミリタリー好きな鳥山明ならではの設定だが、幹部連中に魅力があるのはブルー将軍ぐらいという不思議なクオリティ。ドクタースランプのキャラクターを途中登場させるなどのテコ入れを必要とする結果に。やはり好きなものを描かせてはダメという、鳥嶋氏のアドバイスは的を得ている様だ。
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さて、当時読んでいて衝撃的だったのは、ドラゴンボールにおける修行が超重量を背負ってのトレーニングのみという点。亀仙人の修行プランを聞いた悟空が「技とか教えてくれよ」と文句を言っている。当時のカンフー漫画といえば、いかに修行を奇抜なものにするかというところに労力が注がれていた。スポ根を拒否し、ひたすらライトにクールに、ドライな演出をするのが鳥山明やあだち充の手法である。これがリアルタイムで読んでいてとても新鮮に映ったものである。バトル漫画がすでにありふれている少年ジャンプにおいて、差別化を図ることにも成功した。

そしてドラゴンボールの一大成功ギミックの一つであるスーパーサイヤ人の原型が3巻にしてすでに登場している。悟空、クリリン、亀仙人3人の男所帯と、しばらくむさ苦しい絵面が続くので、清涼剤として登場したキャラなのだろう。謎の家政婦、ランチさんである。くしゃみすれば黒髪の不思議少女が一転、金髪の怒れる戦士に。まるでスーパーサイヤ人である。
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スーパーサイヤ人はフリーザ編の途中から登場が予告され、それがある一定以上の戦闘力になった悟空のことなのかと思われた。しかしその登場は誰の目にもはっきりわかる形で実現した。読者の誰もがこの展開に熱狂した。これこそが俺たちの求めた展開だと。しかしこの瞬間、読者がランチさんを連想しては台無しである。もしランチさんが正レギュラー化してナメック星にいたら?今日のドラゴンボールの大ヒットはなかったのかもしれない。
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このことから、鳥山明がいつ頃からスーパーサイヤ人を構想していたのかが逆算できる。いわゆる「Z」となるサイヤ人編からランチさんは原作に一切登場しなくなっているからあからさまである。


ドラゴンボール Scultures BIG 造形天下一武道会2 其之三 ランチ

ドラゴンボール Scultures BIG 造形天下一武道会2 其之三 ランチ

  • 出版社/メーカー: バンプレスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー



ドラゴンボールスタイリング ランチ【プレミアムバンダイ限定版】(食玩・ガム)

ドラゴンボールスタイリング ランチ【プレミアムバンダイ限定版】(食玩・ガム)

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー



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遥かなる旅路、「ドラゴンボール」その初期構想とは2 [シリーズ]

再アニメ化の大ヒットにより永遠の命を手にいれたとも言える「ドラゴンボール」。膨張し続ける宇宙の様に、永遠に強さがインフレしていくのだろうか。ところで鳥山明の初期構想とはどんなものだったのだろうか。大してインタビュー記事も読み込んでいない自分が妄想を膨らませて書いていこうと思う。

ドラゴンボールは、作者の前作「ドクタースランプ」の縮小再生西遊記バージョンだったということは前回書いた。ギャグ漫画というフォーマットを外したがために、持ち味であるギャグの切れ味も鈍くなった。これが作者のいう「この漫画は上品に攻めてみたい」というところだったのだろう。要するに売れるためになんでもやるのではなく、自分の好きなことをやりたがったのだ。
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鳥山明がこの漫画の見せ場として考えていたことの一つには間違いなく「尻尾が生えた悟空の正体」があったはずである。要所要所で悟空の正体に注意を促している。
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しかし大統領が犬だったり、大魚やウミガメが喋る世界観である。だから尻尾が生えている少年の異常さというのはボカされてしまう。そこに「大猿化」という強烈な意味付けのカウンターパンチを食らわせるのが鳥山明の初期構想だったと思われる。
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悟空の出自が惑星ベジータの戦闘民族サイヤ人だということは誰もが知っていることである。単行本では18巻で明らかになるが、そこは最初からのプラン通りだったのだろうか。悟空の兄が登場するまでに作品は冒険漫画からバトル漫画に路線変更がされている。最初から、バトルスーツに身を包んだ宇宙の地上げ屋がやってくる構想だったとは思いづらい。
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ヒントは作者の前作、ドクタースランプに感じられる。
ガッちゃんこと、則巻ガジラの存在である。ガッちゃんはアラレちゃんが太古の地球にタイムスリップして手に入れた卵から孵ったキャラクターである。作中最強との呼び声も高く、ゴム以外はなんでも食べてしまう。数年ごとに分裂して繁殖するという謎設定があるのだが、実はそれはガッちゃんの正体に関係していた。ガッちゃんの正体は、無限に増え続けて地球を食べ尽くすために神から遣わされた破壊兵器だったのである。
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このことから、悟空が地球を滅ぼすために送り込まれたキャラクターというのは初期から構想があったのだと思う。どこから?という部分が「ドラゴンボール」に繋がっていたのではなかろうか。つまりドラゴンボールを作った神様が、ロクなことを願わない人間に呆れ果て、悟空を送り込んだという構成だ。

作者が「引き」として採用した悟空の大猿化。
リアルタイムで読んでいて大変にインパクトがあったが、それでも前作の焼き直しだったわけである。これでは人気が出るはずがない。だからこそドラゴンボールは初期構想を諦め、格闘技漫画へと路線をシフトしていくのである。
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遥かなる旅路、「ドラゴンボール」その初期構想とは1 [シリーズ]

ドラゴンボールが新作アニメをきっかけに再び大人気だという。

自分といえば、亀仙人がフリーザの手下相手に無双しまくるあたりから、完全に興味を失ってしまった。ネットでは、「この鳥山明って脚本家、原作読んだことないんじゃね?」などとよく言われている。まあ、もともと作品に対して間違っても「自分の子供」などとは言わないドライな作家ではある。その辺は悟空のキャラクターに反映されているのかもしれない。
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死ぬと困る人が大勢いるという理由で、地獄の苦しみに耐えながら延命措置を受けている億万長者の老人の漫画があったが、ドラゴンボールもそれに似ている。動く人、動く金額があまりにも多い。続ければ続けるほど、強さのインフレが起こり、作品の矛盾は増すばかりである。しかしそのインフレ発生の瞬間こそが、ファンの求めるカタルシスでもあるのだ。ある意味ドラゴンボールという作品は、ベジータとフリーザですら得られなかった、不死身の命を与えられてしまったとも言える。

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「こんなはずでは無かった俺の人生」
さて、ドラゴンボールが始まった当初、作者はどの様な結末を考えていたのかを考えてみたい。ちなみに、自分は大全集などを買って読むぐらいのファンではないので、インタビュー記事の知識を網羅してはいない。初回からリアルタイムで読んでいて、当時思っていたことなどを思い返しながら描いてみようと思う。

ドラゴンボールが始まった当初、自分はまだ小学生だった。初期のドラゴンボールは人気投票で苦戦。「じゃあ人気出しますよ。」と言って始まったのが天下一武道会。シリアス格闘技漫画の多いジャンプで、軽くてドライな格闘技漫画として人気になる。鳥山明の初期構想が「西遊記」だったというのは、読者なら誰もが知っていることである。何しろ主人公の名前が「そん・ごくう」なのだから。当時、子供ながらに「なんだそりゃ」と違和感を感じたものである。西遊記といえば中国。中国といえばカンフー。当時、カンフー漫画はブルース・リーやジャッキーの影響で人気ジャンルだった。西遊記にカンフーのイメージは自然と結びつき、天下一武道会というテコ入れをスムーズに行うために役に立ったと言える。

しばらくドラゴンボールは天下一武道会で人気を一年稼いで、次の一年は好きな冒険ものを描くというローテーションになる。なぜ初期構想の冒険ものは人気が無かったのか。それは鳥山明の前作、ドクタースランプが原因であろう。鳥山明はドラゴンボールを始める以前に、その作品で「もうこれ以上はないだろう」というぐらいのヒットを飛ばしていた。ドクタースランプは天才発明家の作った宇宙最強人型ロボットの話である。その発明家はブルマよりも圧倒的に天才。そして人型ロボも圧倒的に強かった。初期の頃からフリーザ以上の強さを持っていたのだ。これではドラゴンボールが作者の初期構想で人気が出るはずがなかったのだ。
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(なぜか則巻千兵衛はブルマを天才と認めている。。。)





ドラゴンボール超 ライジングスカウター レッドver.

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