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話題の読み切り「聲の形」を読んだ。 [名作紹介]

ジョージは休み。お疲れさん。
アゲインはチアリーダーが悪態全開になってそこからミュージカルの妄想という流れに自然に繋がって行く展開が見事。あのイケメンがキスを奪っちゃうのもゾクゾクする(肉食系男子としても見習いたい)。この男、意外とボスキャラかもしれん。吉良吉影に見えてきたわ。

で、いつも通り立ち読みで済ませたのだが、タブでネットを漂流していると「今週の読み切りは見逃さないで欲しい」とマガジンの編集長が騒いでいるのが話題になっている。問題作故に単行本化されないので是非読んで欲しいとの発言が俺の心をかすった。

確かに雑誌でしか読めなかった漫画というのは星の数ほどあった。甲斐谷忍の「つるぎ一刀両断」の最初に書かれた方のヤツ。ドルヒラ堀井秀人の出世作「怪物ランド」や、クーデルカ岩原裕二のダークヒーローもの(タイトル忘れた)。結局連載は持てなかったと記憶する北原謙の「右と左」、皇国の守護者伊藤悠の忍者漫画。作風は荒れ狂っていたがやはり天才性を感じさせた園山二美の漫画も単行本未収録があって悲しかった。

今なら自炊が出来るのでファイリングしてかさばったり、倉庫で行方不明になることもない。今後の第一歩として、この漫画を良作だったら自炊して永久保存しようと思った。翌日は体調が悪く、立ち読みする気力が無かったので、マガジンを買ってしまった。前回マガジンを買ったのはいつだろう。20年以上前かもしれない。しかも一歩の載ってないマガジンを買うとは思わなかった。編集長のステマの勝利であるあ、公式に宣伝してるのをステマとは言わんか。しかし従来なら当たり前の普通の宣伝方法もステマと呼ばれる風潮は鬱陶しい。…話が逸れた。

で、読んでみた。
スクリーンショット 2013-02-22 22.11.55.png

抗議がこない様に念を入れて対策をほどこしたと聞いていたので、エッジの効いた問題作なのかと思いきやそうでもない。対策したので丸くなってしまったのかもしれないが。まあこの作品自体リメイクなので、もちろん直す前の方が作品に勢いがあるに決まっているのでしょうがないといえばしょうがない。世に時々でてくるこれまでのいじめ漫画とそう大差無い出来だとは思った。ただ、作画のクオリティは飛び抜けて高い。難点はヒロインの女の子が可愛すぎる事か。浮いちゃう子ってどこかしらそういう特徴が出てくるものだが、それが耳が聞こえないという点でしか表現されてないのが物足りなかった。耳の不自由な子を、そういう風に表現するのは少年誌コード的に完全にアウトなのかもしれんが。あとは、自分の机の場所を間違えるかよってことぐらいか。

追記、いじめを回避する手段が示されてなかったり、いじめに加担した教師やクラスメイトへの制裁もなく終るというのは逆にリアルで良かったかもしれない。思うに、いじめ問題というのはある種の通過儀礼的なものなのかもしれないと最近思う。根絶など出来ない。ただ、死人が出ない様に、自らもダメージを受けないように耐え抜くしかない。そうやって社会に出てからの処世術を学ぶ。でも社会に出てからの方がイージーだよね。コミュニティから離れるのが容易だから。もっと転向や自宅学習が気軽に出来る環境になれば、いじめ問題も深刻化することは無いのかもしれん。
 

で、読んで一日経ってネットのニュースを漂っていると、加藤元浩という漫画家が編集長に噛み付いてるという。
@katomotohiro 2013.02.21 12:59 ん~、同じ会社の編集者の人が1つの漫画を指して「読むべき漫画」と言うのはどうなのだろう?この雑誌に載ってるほかの漫画家さんへの配慮は?これまでこの雑誌を「読むべき漫画がある」と思って買って下さった読者さんの立場は?ラーメン屋の厨房から「今日はうまいじゃん」と聞こえた感じ。


北崎拓の弟子で、月マガから単行本20冊以上出してる大家の先生様らしい。全然知らんかった。単行本化される予定が無いんだし何をグチグチ言ってるんだと思ったのがファーストインプレッション。でもそれだと毎回読み切り載るたびに宣伝してないとダメか。…どっか引っかかるとこはあるにしても片目つぶって許すのが度量というもんだと思うのだが。ちょっとイラッとしたぐらいで水をさすツイートするあんたもどうかと思う。他の子をひいきするなと先生に抗議するモンペみたいだ。たぶん普段から出版社に対して積もる不満がブチブチ音を立てて現れてきたのかもしれない。

これで今度本屋でこの人の漫画を見かけた時、あの抗議した作家先生の漫画かいと手に取ってみることはあるだろうと思う。ある意味、炎上マーケティングなのかもしれない。

そういう意味で、聲は大きい方が何かと得なのである。


Q.E.D.証明終了(1) (月刊マガジンコミックス)

Q.E.D.証明終了(1) (月刊マガジンコミックス)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/12/14
  • メディア: コミック


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