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私が20年前、エヴァンゲリオンに大きく失望した理由。 [名作紹介]

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ロマンアルバム「ふしぎの海のナディア」を電子化した。
ナディアは自分が学生時代に大マイブームになったTVアニメだ。
監督の庵野秀明はこの作品の後、新世紀エヴァンゲリオンで空前の大ヒットを飛ばす。
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ナディア放送当時、DVDはなく、レーザーディスクやVHSビデオテープの時代。
当時、ビデオ録画は結構普及していたが、うちにあるビデオデッキは再生専用。
録画機とソフトをレンタルしダビング。
お金はなかったが、一巻千円という当時でも割と高めの値段設定の120分録画テープを10巻買い、繰り返し繰り返し見まくった。
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「ロマンアルバム」はアニメージュから出版された解説本。
とにかく庵野秀明監督が語る語る。一話ごとに解説が書かれ、それらが全て得心がいった。なんて素晴らしい人だろう。庵野監督は神だ!そう当時は思った。
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ナディアが終わって4年後、庵野監督のエヴァンゲリオンのTV放送が始まった。
自分にとって、始まる前から大ヒット間違いなしの作品である。
まさかアニメ史に残るほどになるとは思いもしなかったが。

ナディアのロマンアルバムを熟読して庵野監督の思考について分かったような気になっていた自分にとって、エヴァンゲリオンは少し首を傾げたくなる作品だった。一番気になったのはオチのぶん投げである。

「こんな予想もしない話の展開になったけど、最後は綺麗にまとめますよ!楽しみでしょう?」
これが最も誠実な制作者のスタンスであると思う。これがナディア。

「伏線張りまくったけど回収しないまま終わります!現実ってこうですよね!リアルでしょう?」
自分的にはエヴァンゲリオンはこうだった。
そしてエヴァンゲリオンがヒットしたために、こういう作品が量産された。

「結末が読めないわくわくする展開」というのは受け手に対する借金である。
推理探偵モノで言えば、謎が謎を呼ぶけども、犯人もトリックも謎のまま終わります!そんなのが面白いわけがない。エヴァンゲリオンは「借金は映画館で払います!」商法でファンを拡大させ、それは今でも続いている。終わったのに、こんなに謎がいっぱいあるだなんてスゴイ!‥そんな捉えられ方をされているようだ。

まあそれはそれで良い。
エヴァンゲリオンのTV放送が終わって、庵野監督はどういう解説をしてくれるんだろう?きっと納得させられてしまうんだろうなあとわくわくしながら、エヴァンゲリオンのロマンアルバム出版を待った。しかしその出版はついになかったのである。

エヴァンゲリオンの解説本として最初のものはスキゾエヴァンゲリオンパラノエヴァンゲリオンの二冊だろうか。とてもクオリティに納得がいくものでは無かった。そして、空前の大ヒットを受けて、週刊プレイボーイに庵野監督のインタビューが掲載された。ところが、ロマンアルバムで語りに語っていた庵野監督は、一変して語らない人になっていた。「こんなに無口で記事に出来るのか、本人から心配された」とインタビュアーが解説するほど語らない人になっていた。

語る庵野秀明と語らない庵野秀明。
どちらが本当の庵野秀明なのかはわからない。
とにかくこの時は失望した。

エヴァンゲリヲンQは劇場で見て、またナディアと同じことやってる(元ネタは宇宙戦艦ヤマトだそうですが)と思った。
シン・ゴジラはめちゃくちゃ面白かったです。
ふしぎの海のナディア (ロマンアルバム)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1991/07
  • メディア: 単行本



ふしぎの海のナディア Blu-ray BOX【完全生産限定版】

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2011/11/22
  • メディア: Blu-ray



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