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病的総理大臣嫌いに読ませたい、元総理大臣の孫が描いた影木栄貴の「エイキエイキのぶっちゃけ隊!!」 [名作紹介]

アベヤメロ」とか、総理大臣に悪口言ってる人ってあまり頭良さそうに見えない。特に「史上最悪の総理」とか「安倍総理じゃなければ誰でもいい」とか言ってる人。別の人が総理大臣だった時も同じことを言ってたじゃん。結局、権力が嫌いなだけでしょ。もしくは政治家を見たら泥棒と思えとか刷り込み受けている。

エイキエイキのぶっちゃけ隊」は影木栄貴(えいきえいき)によるエッセイ漫画。彼女は竹下登元総理大臣の孫。TVのバラエティ番組、トリビアの取材を受けたのをキッカケに、有名政治家の孫に生まれてどういう人生を送ってきたのかというエッセイ漫画を描いている。ちなみに北川景子と結婚したDAIGOは弟で、トリビアの取材時、まだ無名の歌手だった。

漫画の中では、現在の安倍総理と同じ扱いを受けている竹下首相の身内の苦悩を描いている。
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手段を選ばずただトップをこき下ろして溜飲を下げている人たちを見ながら思春期を過ごした描写は切ない。
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そして、この連載と同時並行で売れていった弟のDAIGOについても語られている。
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これも面白い。
巻末には対談も載っている。
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やっぱり育ちが良いからか、人として上品で好感が持てる。

政治批判も上品とまでは行かないまでも、お手洗いの落書きの様な下品なレベルにならない様にしてもらいたいものである。まあ、無理なんだけどね。


エイキエイキのぶっちゃけ隊!! (ウィングス・コミックス)

エイキエイキのぶっちゃけ隊!! (ウィングス・コミックス)

  • 作者: 影木 栄貴
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: コミック



エイキエイキのぶっちゃけ隊!!

エイキエイキのぶっちゃけ隊!!

  • 出版社/メーカー: 新書館
  • メディア: Kindle版



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口説きの極意は「ひかせない」こと。俺的この漫画が凄い賞を獲得した吉田貴司の「シェアバディ」 [名作紹介]

シェアバディはモテない男がモテモテ男の体をシェアするコメディ漫画。原作が、「俺個人はこの漫画が凄いと思う」賞を受賞した「やれたかも委員会」の吉田貴司。どうやら恋愛に一過言ある作家のようだ。

主人公のモテない男の木田は「最強伝説黒沢」のような現場労働者。アパートの隣の住人、松岡が連れ込む女性たちの漏れ聞こえてくる声に悶々とする日々を過ごしていた。松岡から離れようと引越しを決意した木田は、怪しい不動産屋で気を失う。目が覚めたら松岡の体をシェアしていたのだった。この機会を利用し松岡のセフレを押し倒す木田だったが、あっさり振られてしまう。木田の目的が達成されることで体の主導権を取り戻せるかもしれないと理解した松岡は、木田の恋愛指導を始めるのだった。。。という話。
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単行本全3巻。話は面白いし、高良百の描く少しラフな作画の女の子キャラも非常に可愛い。作画者としては、今が一番良い時期なのではなかろうか。
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なのに打ち切りっぽい終わり方で非常に残念。連載は生き馬の目を抜きそうな週刊スピリッツだったらしい。自分にとってスピリッツは「気まぐれコンセプト」ぐらいしか読むものがない雑誌なので、カラーに合わなかったのかもしれない。

 
恋愛版「ヒカルの碁」とも言えるこの漫画の名言。
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「無理に笑わせたり、ほめようとしたり、盛り上げようとしなくていいんです。ひかせないこと、これに細心の注意を払ってください。

こういう切り口があったのかと感心した。
また、恋愛漫画にありがちな、「エロいシチュエーションを回避したら好感度上がりました」な展開を否定してるのも良い。
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自分はこれ、実体験としてあるので。
シェアバディ(1) (ビッグコミックス)

シェアバディ(1) (ビッグコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: Kindle版



シェアバディ(2) (ビッグコミックス)

シェアバディ(2) (ビッグコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/04/28
  • メディア: Kindle版



シェアバディ(3) (ビッグコミックス)

シェアバディ(3) (ビッグコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/06/30
  • メディア: Kindle版



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ビックリマンだけじゃない!類似シール菓子情報を網羅したサデスパー堀野の「80年代オマケシール大百科」 [名作紹介]

最近、コンビニでAKBやら聖闘士星矢やら、いろんなビックリマンを見かける。

ビックリマンとはロッテが販売しているシールをオマケにしたチョコレート菓子。最初期は「弁当食べたらベートーベン!」みたいなダジャレシールなど試行錯誤を繰り返していたが、天使vs悪魔シールで人気が爆発。オマケ付き菓子としては「仮面ライダースナック」の再来と呼ばれる社会現象を巻き起こした。
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ブームに便乗したシール付きお菓子もバンバン登場。とても把握しきれない量が出ていたが、その辺をまとめたのがサデスパー堀野の「80年代オマケシール大百科」だ。
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「あっぱれ大将軍」「ラーメンばあ」「ネクロスの要塞」「ガムラツイスト」「秘伝忍法帖」「ハリマ王の伝説」などの有名どころからもっともっとマイナーなお菓子まで、全てではないがかなり詳しく紹介されている。
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(「とんとん飛び丸」は鳥山明の初代アシスタントとして知られるひすゎしの作品。アニメ化された訳でもないのになぜかお菓子になって当時驚いた記憶がある。キン肉マンのように登場忍者デザインを一般公募しており、その辺のキャラの豊富さとビックリマン需要が重なったという事だろうか?)

巻末には関わった人たちのインタビューも収録。のちに「サクラ大戦」「魔神英雄伝ワタル」でヒットを飛ばす広井王子も「ネクロスの要塞」などで、この抗争に関わっていたという。居酒屋でスカウトされたという話がすごい。
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なんとなく「聖闘士星矢」版ビックリマンを買って開けてみたが。。。
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つ、つまらん。。。。

 

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佐村河内も登場!全く聴いた事ない難聴の話?吉本浩二の「淋しいのはアンタだけじゃない」 [名作紹介]

購入した単行本に入っていた広告、「淋しいのはアンタだけじゃない」に興味が湧いて購入してみた。ありそうでなかったジャンル。なんと難聴漫画だ。これ以前に難聴漫画で覚えているのは鈴木みその「あんたっちゃぶる」3巻で健康診断を受けた回しかない。大ボリュームでガンガン音楽を聴いてると、突然耳が聞こえなくなることがあるという話は少しトラウマになっている。
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淋しいのはアンタだけじゃないの作者は吉本浩二
青木雄二死後に乱造された金融系漫画で出てきた中で、唯一青木雄二カラーを脱皮した作家という印象だ。手塚治虫をテーマにした「ブラックジャック創作秘話」はTVドラマ化されるなどのヒット。毎作話題になってる印象だが、生活はカツカツらしい。自分は吉本氏の絵が苦手なのだが、やはりそういう人が多いのではなかろうか。

自分は騒がしいところで仕事しているせいか、人の話を正確に聞き取れないことが多く、ちょっと悩んでいた。しかし健康診断で耳が悪いと言われたこともない。感度の問題なのかもしれない。そんなことから興味を持ったのだが、この漫画を読んで難聴の世界の奥深さに打ちのめされた。
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耳が聞こえないというのは多くの難聴者によると無音の世界ではなく、常に騒音が鳴り響いている状態なのだそうだ。しかし医学的にはそれは有りえないという。思わず「はあ?」となってしまう話だが、そういった医者と患者の断絶があるのだそうだ。苦しみを理解されない患者が、主治医を射殺するという海外の事件も紹介されている。
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とにかく難聴は謎が多い。
そして耳が聞こえない音楽家として話題になった人、佐村河内へのインタビューも敢行。
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話はますます訳のわからない方向に進んでいく。その上、オウム事件のドキュメンタリーでその名を轟かせた森達也も登場。取材しつつも取材される側になり、作者へのプレッシャーはさらに大きくなる。
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1965年の斎藤一。るろうに剣心北海道編を読む前に見るべきTVドラマ「新選組血風録」3 [名作紹介]

るろうに剣心北海道編を読む前に見るべき1965年のTVドラマ「新選組血風録」。左右田一平の斎藤一が主役になる3回目は19話「あかね雲

 
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ついに新選組が京都を去る時期がやってきた。
そんなある日、斎藤一はテロリストとのチャンバラに一人の少女を巻き込んでしまう。少女に怪我はなかったが、心配した斎藤は色々と彼女の事情を聞く。少女の名はおしづ。占いを書いた紙を売り歩いて生計を立てているが、売り上げはさっぱり。不憫に思った斎藤は、占いを全て買い占める。恐縮するおしづに、斎藤は「いいんだ。おじちゃん毎日楽しみに(占いを)開けるから。」と代金を渡して去る。ちなみに1枚目の占いを開けると結果は「凶」。
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数日後、屯所におしづが斎藤を訪ねてくる。
占いが全て売れたのを不審に思った保護者が、おしづの言うことを信じずに折檻したのだった。泣くおしづ。斎藤は保護者の元に出向いて抗議する。保護者の男は身寄りのない子供を集めて、劣悪な環境で働かせるひどい男だった。斎藤は「今後、この子を侮辱するのは新選組を侮辱したことになるから気をつけろ!」と一喝。
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おしづと休暇を楽しむ斎藤。
天涯孤独のおしづの記憶には、故郷が海のある土地という記憶しかない。斎藤も海辺の村で育ったと聞くと、同じ場所かもしれないとおしづは喜ぶ。いつか二人でその場所を探そうと約束する二人。斎藤は京都を去る前におしづの里親を探し、財産も全て彼女に残していこうと決意する。「京都でいい思い出ができそうだよ」と沖田に話す斎藤。

おしづを引き取りに行くと、おしづは体調を悪くしていた。保護者の男によると、以前からあまり体が強くないらしい。斎藤は身分を隠し、医者におしづを預け、京都を離れる支度をする。おしづがふと目を覚ますと、隣室で医者が新選組撤退の噂話をしているのが聞こえてくる。おしづは病気の体のまま医者の元を抜け出し、斎藤に会うために屯所へ向かう。しかし途中で力尽き倒れてしまう。
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後始末をする斎藤の元に番所からおしづのことで問い合わせがくる。
番所に出向くとおしづはすでに亡くなっていた。斎藤は歯を食いしばって泣くのをこらえ、これから始まる新選組最後の戦いを踏まえ、すぐに会えるからその時は一緒におしづの故郷の浜辺を探そうと、彼女の遺体に囁くのだった。。。

 
新選組血風録ではこの話が斎藤最後の主役回になる。
彼がどうやって五稜郭で生き残るのかは実際にTVドラマを見て欲しい。

るろうに剣心」でも斎藤が子供を引き取る話がある。引き取られた三島英次は北海道編でも出て来るのだろうか?牙突を習得してきたりして。
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あかね色の風―新選組血風記― (ジャンプコミックスDIGITAL)

あかね色の風―新選組血風記― (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/12/12
  • メディア: Kindle版



新撰組血風録 VOL.6 [DVD]

新撰組血風録 VOL.6 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD



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1965年の斎藤一。るろうに剣心北海道編を読む前に見るべきTVドラマ「新選組血風録」2 [名作紹介]

前回に引き続き、1965年のTVドラマ、新選組血風録の斎藤一演じる左右田一平(そうだいっぺい)が大変良かったので紹介する。
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斎藤一の二度目の主役回は第十一話、「槍は宝蔵院流」。

七番隊組長の谷三十郎は槍の達人で、近藤勇も彼の息子を養子にするほど信頼を寄せている。しかし他の幹部達といえば、近藤に配慮しながらも谷の実力に疑問を抱いている。
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沖田「始まった、始まったよ!谷先生の名人芸が。みんな後学のために見といた方がいいんじゃないの?誰も見学しないと谷先生の機嫌が悪くなるからwwwwww」

永倉「俺はもう上達が止まっちまったんでね。見学しても無駄なんだ。」
松原「私の様な未熟者にはあんな難しい名人芸見たって参考にならん。」
斎藤「私は槍のことなんかわからんよ。槍なら原田くんが専門家だろう。」
原田「谷三十郎ぐらいの名人芸になるとさっぱりわからん(と首をひねっている)」

井上「だけど近藤先生は谷さんの槍は日本一だとおっしゃってるぞう!」

沖田「本当に近藤先生って、、、、いい人なんだなあ。。。」


副長の土方歳三の気まぐれで、谷三十郎と斎藤一の練習試合が実現。斎藤は近藤に遠慮し、負けたくはないけど勝つのもどうかなと思案しながら審判の沖田総司の助け舟を待つ。空気を読んだ沖田が試合は引き分けで終わる。

数日後、隊士を大阪に派遣することになり、消去法で斎藤の三番隊と谷の七番隊が選ばれる。大阪は谷の地元。谷は地元衆の挨拶に行くからと自分の隊士を斎藤に任せ、愛人のところに転がり込む。谷の部下達はさっさと酒を飲んで寝てしまうが、斎藤は自分の部下には慣れない土地だからと油断を許さない。

斎藤が情報を集めていると、テロリスト達が谷が歓待を受けているはずの料亭の襲撃を企てていることがわかった。斎藤は谷の危機を救うべくテロリストに奇襲をかけて全滅させるが、宿を留守にしている間に泥酔していた谷の部下達も襲われて全滅してしまう。報告を受けた鬼の副長土方歳三は「新選組始まって以来の大失態」と激怒。

事情を聞かれた谷は責任逃れの熱弁をふるい、泥酔した隊士の守りを置かずに出動した斎藤は臆病者だし無責任だと罵る。斎藤は一切の言い訳をせず、自らの失態を受け入れるのだった。。。
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しかし調査の結果、谷が女の家に泊まったことがわかり、土方歳三は斎藤の名誉回復を計らう。雨の日、谷が一人歩いているところに土方と沖田と斎藤が現れ、斎藤と谷の遺恨を真剣勝負で晴らすことを提案する。勝負はあっさりと斎藤が勝利した。近藤の名誉を守るため、谷はテロリストの襲撃を受けて死んだこととされた。
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この谷三十郎がモデルとなったるろうに剣心のキャラクターが、二巻で登場する谷十三郎だ。黒笠に狙われる俗物という設定になっている。
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ちなみに9月16日まで、るろうに剣心やガンブレイズウエストなどの和月作品がkindleで無料で読める模様。






GUN BLAZE WEST【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

GUN BLAZE WEST【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: Kindle版



武装錬金【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: Kindle版



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るろうに剣心北海道編を読む前に見るべき1965年のTVドラマ、「新撰組血風録」の斎藤一がすごい! [名作紹介]

るろうに剣心北海道編が掲載されたジャンプスクエアが発売になったので読んで見た。正直少し肩透かしを食らう内容だった。プレオープン版のキャラクター、明日郎が志々雄真実モードになり暴走したのを剣心が食い止め、唐突に次回から北海道というオチだった。気のせいかプレ版より読みにくさは若干軽減されていた。が、相変わらずコマの繋がりがよくわからない部分が多い。

 
さて、先日「新撰組血風録」というTVドラマを見た。
ちょっと見始めたら面白くて、休日1日で9話も見てしまった。

新撰組というコンテンツは人気だが、横山光輝三国志の様なベーシックと呼ぶにふさわしい入門書がないのが弱点だと思っていた。これはまさに新撰組を知ろうとする人にとって、最適な入門書足りうるのではないかと思ってオススメしたい。漫画ではないのだけど。

原作の「新撰組血風録」といえば、「燃えよ剣」と並ぶ司馬遼太郎の新撰組小説の傑作。るろうに剣心のタネ本の一つとしても知られている。志々雄真実、相楽左之助、四乃森蒼紫、瀬田宗次郎などは新撰組の幹部がモデルだ。

その新撰組幹部の中で本人そのまま登場し、世間に広く知られる様になったのが斎藤一だ。今、斎藤一と聞いて一番多くの人が想像する人物像は、るろ剣作者の和月伸宏が作り上げたものだろう。横山光輝が三国志で作り上げた清廉潔白なイメージの劉備玄徳を、李學仁が蒼天航路でルパン三世的な人物像に変えて定着してしまう。こう言ったことは漫画家にとって一つのロマン、作家冥利に尽きることだろう。

さて、TVドラマ「新撰組血風録」に出てくる斎藤一もなかなか良かった。近年、斎藤一といえばオダギリジョーや佐藤浩市など、イケメンが演じることが多かろうと思う。しかしTV版血風録の斎藤一役は左右田一平という、決してイケメンではない役者さんだった。真田丸に出ていたお笑い芸人、今野浩喜に似ていると思うのだがどうだろう。しかしこれがなかなか素晴らしいのである。
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斎藤一が初めて主役になる回が第5話。

食い詰め浪人の中倉が若い女に貢ぐために新撰組に入隊して高給を稼ごうと、故郷の出世頭である斎藤一を頼ってくる。知人と聞いて必死に記憶を探りながら接待を受ける斎藤。結果、中倉がほぼ初対面とわかっても腰を低く対応し続ける。実に良い人で、るろ剣とはえらい違いだ。新撰組は何かヘマをやらかせばすぐに切腹させる超戦闘集団。中倉の不備は斎藤に責任が及ぶと知りながらも、斎藤は入隊の世話をする。幹部もそんな斎藤を心配し、中倉がやらかさない様に配置換えをするのだった。
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ところがある日、貢いでいた女の不貞により、中倉は間男によって殺されてしまう。鬼の副長、土方歳三は斎藤の責任を追及。斎藤は中倉を殺した男を追うために休暇を申請する。一番隊組長、沖田総司は中倉を殺した男が実は最近幅を利かせているテロリスト集団だと知ると、単身アジトに乗り込んだ斎藤に加勢すべく後を追う。
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沖田がアジトにたどり着くと、建物から出てきた斎藤と出くわす。斎藤は「もう済んだよ。」とだけ呟いて去る。沖田が中を見ると、すでにテロリストは全員斬り殺された後だった。
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血風録では斎藤一が主役の回が何話かあるが、いずれも傑作揃いだと思う。最強感漂うが、その極めて凡人っぽいキャラクターが面白い。ボディーガードの任務に就いたときなどの安心感は、横山三国志の趙雲子龍に匹敵するといえば、かなりの人に伝わるのではなかろうか。

「新撰組血風録」はDVDが発売中。
レンタルを置いてあるところは少ないだろうが、自分はツタヤで取り寄せてもらった。他にも素晴らしい俳優が山ほど出ている。るろうに剣心のルーツを知る上でも、ファンなら一度視聴をお勧めしたい。
新選組血風録 VOL.1 [DVD]

新選組血風録 VOL.1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD



ジャンプSQ. 2017年10月号 (未分類)

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  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/09/04
  • メディア: Kindle版


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帰ってきた真田丸?超傑作漫画、みなもと太郎の「風雲児たち」がドラマ化決定! [名作紹介]

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ついに「風雲児たち」が実写ドラマ化されるらしい。
脚本は作者のみなもと太郎を愛してやまない三谷幸喜制作はNHKで正月に放送。
新撰組の時の様に真田丸のスペシャル版が作られるのかと思いきや、こういう展開になった。作品を代表すると言っても過言でない大傑作、解体新書編を扱う様だ。
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江戸時代の学者、医者達が「フルヘッヘンド」のエピソードで一般知られる辞書なしの翻訳に挑むお話。苦労はそこだけではなく、当時の政治的背景などもクリアしていかなければならない二人、頑固な職人気質の前野良沢と、世渡り上手な杉田玄白の性格のコントラストがたまらなく面白い。
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キャストも真田丸と被っており、前野良沢が大谷刑部役だった片岡愛之助、杉田玄白が羽柴秀次役の新納慎也、平賀源内に石田三成役の山本耕史、田沼意次は真田昌幸役だった草刈正雄。イメージ的には良沢と玄白の配役が逆の様な気がする。杉田玄白は堺雅人で見たかったなあ。まあ、その辺は三谷幸喜なので何かあるのだろう。
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ドラマの放送をきっかけに、この漫画がもっともっと売れるといいなあと思う。


風雲児たち全20巻 完結セット (SPコミックス)

風雲児たち全20巻 完結セット (SPコミックス)

  • 作者: みなもと 太郎
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2010/11/01
  • メディア: コミック



風雲児たち 幕末編 29 (SPコミックス)

風雲児たち 幕末編 29 (SPコミックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2017/05/29
  • メディア: コミック



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1998年のリベンジポルノ?セフレの実名写真を出版公開!佐藤まさあきの「『堕靡泥の星』の遺書」 [名作紹介]

以前、amazonのKindle読み放題で、佐藤まさあきという作家の『堕靡泥の星(だびでのほし)』というエロ漫画を読み、結構なインパクトを受けた。知能犯気取りの主人公が、郊外で煽ってきたアベックの車の後をつけて、男は殺して女はやりまくるとかそんな内容だったと思う。要するに強姦魔版デスノートなのである。漫画としては時代が違うせいかあまりリアリティを感じなく、途中までしか読んでいない。主人公の悪魔みたいな顔は面白いと思う。奇面組の冷越豪みたいだ。

調べてみると、作者の佐藤まさあきはさいとうたかをと同期で、かつては劇画で一時代を築いたカリスマだったそうだ。全然知らなかった。晩年の1998年に出版した「『堕靡泥の星』の遺書」という本が気になった。作者のモテ自慢本なのだそうだが、凄いのは今まで付き合った女性の実名も顔写真も掲載しているという点だ!「もうみんなお婆ちゃんだし、いいだろ」という事らしい。全然良くなかったのか、新装版では写真に目線が入り、名前もイニシャルになったという。とんだリベンジポルノである。
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そんな本は今まで見たことも聞いたこともない。欲しい!と思った。オークションやら中古サイトやら色々探して見たが、定価2000円のところ、8000円ぐらいの相場である。半年ぐらい悩んで、少し値下げしたところで購入した。届いたので早速裁断。そんな高価な本をよくも裁断できるなと周囲から言われたが。取り込みながら女性の写真をアレコレと眺めて見たが。。。

女性の美醜についての感想、というか判断は控えたい。というのがファーストインプレッションだ。俺が生まれる前の昔の話とはいえ、実名も写真も公開されてウェブで品定めまでされるのではたまったものではなかろう。化粧も違えば食べ物も違う。俺個人の美的感覚も違う。女優やタレントでもない女の子が2ちゃんで顔を晒され、絶賛されるということもまずないだろう。。。そんなことを踏まえ、知人に感想を求めて見たが、「ないわー。」とのお返事でした。

知人の感想で少し冷静を取り戻して、改めて本を読み返してみる。若き日の作者は間違いなくイケメンである。甘いマスクというのだろうか。
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就職して3人の女性から求愛されたという。離職して引っ越ししも、女性たちから手紙が届いたというのだから凄い。ファッションなどもモダンである。それに比べると、女性たちはどうにも田舎の姉ちゃんである。顔も平安時代だったら美人なのかもしれない、いかにも昔の日本人という顔立ちだ。ただ、繰り返しになるが時代が違う。化粧も変わっている。今の女の子もすっぴんではこんな子が多いのだとは思う。

しかしこんな子ばっかり出てくるので、これ系の顔が作者の好みというのは確実にあると思う。美人が苦手とも作者は書いている。引くぐらいの高嶺の花というのは誰にでもあると思うが、作者のストライクゾーンが広いのは間違いない。

とにかく読み終わるまではその辺に判断を慎重に行いたいと思っていた。後半、セフレにするためにアシスタントを雇ってハーレムを作ったりしているのだが、その中の女の子の一人が松田聖子似と書かれている。清純すぎて他の男アシスタントも手が出せない高嶺の花タイプだったと回想されている。その彼女の写真を見て確信した。自分とは好みのタイプが違うなと。

ちなみにその女の子はある日、仕事中に「セックス!セックス!セックス!」とか叫び出して周囲を唖然とさせたそうである。作者曰く、正真正銘のマゾヒスト。欲求不満だったそうで、そのままハーレム入りした。


堕靡泥の星 1

堕靡泥の星 1

  • 出版社/メーカー: グループ・ゼロ
  • 発売日: 2013/12/20
  • メディア: Kindle版



『堕靡泥の星』の遺書―さらば愛しき女たち

『堕靡泥の星』の遺書―さらば愛しき女たち

  • 作者: 佐藤 まさあき
  • 出版社/メーカー: 松文館
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本


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ウィキペディアにも載ってない幻の漫画たち。中島昌利の「西遊記」を入手して当時に思いを馳せる [名作紹介]

子供の頃に読んだあの漫画をもう一度読みたいと思うことが多い。メジャーであれば良いのだが、児童誌に掲載されていた単行本すら出ていない漫画などは絶望的だ。

具体的なタイトルを挙げるとー、と思ったが、タイトルすらわからない。コミックボンボンの初期に連載されていた必殺仕事人の学生バージョンという内容だったように思う。主人公は男女のコンビで、男は覆面を被っていた、ぐらいのことしか覚えていない。調べてみると、「学園仕置き 風」というタイトルがそれっぽい。原作・武石正道/作画・中島昌利だそうだ。タイトルで検索しても絵の1点も出てこない。

中島昌利の名前で検索してみると、やはり子供の頃に繰り返し読み返した「学研まんが名作シリーズ西遊記」の作画を担当していたことがわかった。そういえば女性キャラクターの描き方に似た特徴があったように思う。
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(表紙は石ノ森章太郎)

入手して読み返してみるとやはり面白い。

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アレンジが色々と斬新でみずみずしい。
これほどの作家が代表作を出した印象もないとは驚くべきことだと思う。

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(わざわざ欄外の豆知識コーナーで、漫画の中で作者が登場することに関する解説がある)

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(猪八戒登場シーン。カメラワーク、リズムが秀逸)

ウィキペディアから中島氏のホームページに行けたが、まるでその時代のことなど捨てましたよとでも言わんばかりの内容だった。色々事情はあるのだろうが、デジタル作画に傾倒して変わってしまったのではないかと推測する。個人的な主観だが、まるで素人の仕事だ。

インターネットが発達したおかげで、作品を発表、残すことについて容易な世の中になった。ラブひなの赤松氏が古い漫画のアーカイブサイトをやっていたり、Kindleなどで自費出版もできる。もっといろんな漫画家が利用してくれればいいのになと思う。あと、エージェントもそういった漫画をすくい上げてほしい。ピクシブでコミックボンボンの電子書籍サイトがオープンしていた。そういう面からも注目したい。

国友やすゆきの「トクサツマン」とか読みたいなあ。トクサツガガガとか流行ってるし(読んでないけど)、どうですかね。


西遊記―孫悟空の大冒険 (1979年) (学研まんが―名作シリーズ)

西遊記―孫悟空の大冒険 (1979年) (学研まんが―名作シリーズ)

  • 作者: 呉 承恩
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 1979/10
  • メディア: -


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