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二人の素朴なオジさんが栃木弁で三国志愛を叫ぶ。消えた「天水ソフトウェア」とは何か? [ゲーム]

大澤良貴の「ゲーム雑誌のカラクリ」を読んでいたら気になる記事があった。
天水1.png
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「素朴きわまりなく」
 ここまで情報が発達した今となっては、こういう事も無くなっていくのでしょうが、ゲームそのものではなくゲームメーカーを発掘するような事が、筆者がいた時代にはあったりしました。

 とある三国志ゲームがありました。画面は地味でとても目立たなそうなゲームでしたが、見逃すわけにはいきません。当時、三国志の記事を担当していた者として、三国志に関するものならなんでも目を通さねばすまなかった筆者は、さっそくそのメーカーに問い合わせを入れたのでした。

 なんとそのメーカーは、たった二人の三国志好きなオジさんたちが始めたソフトハウスで、『ログイン』から電話がかかってきただけでびっくりしてくれました。

 そのままそのメーカーの担当となった筆者ですが、栃木弁でとつとつと話してくれるという、ゲーム業界では見かけないような素朴さにすっかり好意を持った筆者は、記事を取ったり自分の担当したページで好意的に取り上げた者でした。

 2分の1ページの記事を書いただけで喜んでくれたり、社長が中国旅行へ行ったお土産を送ってくれたりと、なんとも言えない殺伐としたゲーム業界では珍しいほのぼのとしたおつきあいをしていたものです。ちなみに、これでも職権濫用なんですかねぇ(笑)。
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なんか聞いた事があるなあと調べてみた。
すると出てきたのは「天水ソフトウェア」という会社。
1993年ごろ、「私説三国志」というゲームを発売していて所在地が栃木。
間違いない。
 
他に、天水ソフトウェアは「私説戦国時代」を発売。
1997年に続編の「後漢志」を最後に活動が無いようだが、会社データーベースみたいなものによると、2015年に登録情報の更新がされている。どういう事なのだろうか。
 
天水2.png 

この会社のゲームに関するネットの情報はとても少ないが、好意的な感想ばかりだ。
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知られざる超名作っ!(思い入れありまくり^^)。君主に限らず,誰でもなれ,隠棲,放浪,裏切り,独立,忠臣,なんでも自由な生き方ができ,役職も任命されたり,勝手に名乗ったり出来ます!画面は派手でないですし,操作性は悪いし,パンフレットも粗末ですが,ゲーム内容は大手に劣らず,極めて優れた作品だと思います.
 従来の歴史シュミレーションが,所詮は決まった生き方しかできないことに不満を持っている人は是非お薦めです!武将の顔を作ったりする自由もあります。
http://www2g.biglobe.ne.jp/~stakasa/china/zaza/chigame-j.html#sishuo
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7 :うひょのふ:2009/02/13(金) 11:58:39 ID:53bNUmla
Loginか何かのゲーム雑誌の最後のほぉ~に
白黒の広告入れてたよね
(明らかに個人ちw)資料請求したら
膨大なマニュアルそのままを送ってくれて恐縮した
https://schiphol.5ch.net/test/read.cgi/gamehis/1234258290/
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ちなみに所在地を検索すると、Googleストリートビューに古い民家が映る。
広告は↓コレですね。
天水3.png
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大昔のパソコンゲームに、天水ソフトウェアの「私説三国志」というSLGがありました。
全武将でプレイできるということでワクワクしながらプレイ開始したのですが、操作性に難があり(マウスが使えず、キーボードで煩雑な操作を強いられる)、画面はテキストと数値ばかりで、プレイを続けるのは耐え難いものがありました。
アンケートはがきにそれについて意見を書いて送ったところ、なんと、開発者から直筆の手書きの手紙が届いたのですよね。内容は、指摘については、わかっているんですけどね…みたいな感じでした。
私は返事を貰えたことがとても嬉しくて、今でも記憶に残っています。 そして、自分もその方と同じであろうと務めているつもりです。
http://blog.keitai-game.main.jp/?eid=468
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↑三国志アプリを配信している方のようです。
ええ話や。

 
大きなゲームメーカーですら人知れず無くなったりしている。
栃木の小さな会社のことを覚えている人がどれくらいいるのだろう。
いずれ誰かがまとめてくれたらいいのだが。

 

ゲーム雑誌のカラクリ

ゲーム雑誌のカラクリ

  • 作者: 大沢 良貴
  • 出版社/メーカー: キルタイムコミュニケーション
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 単行本



ゲーム雑誌のカラクリ〈2〉

ゲーム雑誌のカラクリ〈2〉

  • 作者: 大沢 良貴
  • 出版社/メーカー: キルタイムコミュニケーション
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本



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ゲーム雑誌を制したファミ通のクロスレビュー。読者が求めたのは「空気読む力」だった。 [ゲーム]

ゲーム雑誌として後発だったにも関わらず、業界を制した「ファミ通」。その原動力となった「クロスレビュー」という批評記事。様々な模倣、後追い企画はゲーム雑誌に留まらないが、ファミ通以上に成功したものは一切ない。ゲームを得点で評価するという企画も、ファミ通以前に天下の少年ジャンプで行われていたが回想する人は少ない。
クロレビ2.png

なぜファミ通のクロスレビューはこれほどまでに成功したのか。
そして他紙のクロスレビューは失敗したのか。
それは「空気読む」という評価基準がファミ通にあったからだ。

クロレビ批判をしてファミ通と険悪になったという飯野賢治がもっと点数のメリハリをつけたほうが良いと主張していたが、これが自分のあまり興味ないジャンルだったらどうだろう。
クロレビ1.png
例えば女性に奥手だった人が急にデートすることになり、店を選ばないといけないとなったら?何かもらったお返しにプレゼントしなければならないとなったら?この人は2点つけてるが、この人は10点つけてるというパターンが散見されるカタログ雑誌よりも、大体の評価が定まっている雑誌の方が安心するだろう。

ファミ通に追随した企画がことごとく滑っていたのはその辺が理由だと思う。尖ったライターが「俺ならもっといいものが作れる」と主観丸出しの点数をつける。大多数の読者が求めるものはそこにはなかったということだ。

その上で黄金期のクロレビには森下万里子という最強のレビュワーがいた。平均点6以上という、女性ならではの手心加え感、ほんとにゲームのことわかってんのかよ感あるレビュワーだった。
クロレビ4.png
しかし雑誌を読み込むと気づく。彼女が多くのゲームにつける6点が、実は0点の意味なのだと。映画解説者の故・水野晴郎は当たり障りのない解説の決め台詞、「いやあ、映画って本当にいいもんですね。」のイントネーションで本音を滲ませていたという。0点つけられたらメーカーに遺恨が発生して当然だと思うが6点では文句が言いにくい。よく出来ている。ちなみにこの森下万里子は架空の人物なのだそうだ。

インターネットが普及し、クロスレビューも一定の役割を終えた。
前回少し紹介した大澤良貴の「ゲーム雑誌のカラクリ」では、ファミ通のクロスレビューのことが色々書かれている。全2巻で、2巻の方が内容が濃い。ゲーム雑誌クロスレビューが面白い。高得点つけられた雑誌を読みたくなるが、2000年に出版された本なので、ほとんどの雑誌が今は無い。
クロレビ3.png

大澤氏は、ファミ通の空気を読みすぎるスタイルが時々問題を起こすと指摘しているが、近年クロスレビューの権威を失墜させたジョジョ事件もそれに当てはまると思う。

 




ゲーム雑誌のカラクリ

ゲーム雑誌のカラクリ

  • 作者: 大沢 良貴
  • 出版社/メーカー: キルタイムコミュニケーション
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 単行本



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敵か味方か?ソニック誕生秘話を盗作と一蹴するブレイクJハリスの「セガvs任天堂」 [ゲーム]

dマガジンでファミ通を読んでいたら、ソニックの記事が目に止まった。新作が出るということで、過去作を振り返った特集をしている。デザイナーの大島直人が、ソニック・ザ・ヘッジホッグのデザイン決定の経緯を語っているのだけど、当然ながら「フィリックス・ザ・キャット」についての言及はなかった。

フィリックス1.png

ブレイクJハリスの「セガvs任天堂」下巻にはこうある。
フィリックス2.png

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「ところで」フィッシャーは突然、ある記憶を呼び覚まされて、微笑を浮かべながら言った。

「あのハリネズミのアイディアがどこから来たか、お話ししたことがありましたっけ?」

「例のマスコットコンテストからだろう」とカリンスキーは推理した。

「ええ、それはそうですが、コンテストに出されたアイディアがどこからきたかという話です」

「いや、聞いたことがないと思うよ」

フィッシャーは顔を彼の方に近づけると言った。

「これは僕が一番好きな話の一つなんです。ゲームのデザインをしたのは中さんだし、彼は強烈な個性の持ち主なので、全ては彼の手柄のように言われ、大島さんの貢献はそのどさくさで忘れられていました。そこである時、僕はソニックの本当の生みの親である彼のところに行って、あのアイデアはどうやって思いついたのかと聞いて見たのです。彼は本当に内気でまったく気取ったところのない青年なので、きっと『皆で努力した結果です』とか『たまたまです』などと言うに違いないとばかり思っていたところ、微笑とともに返っきた答えがこうでした。『フィリックス・ザ・キャットの顔をミッキーマウスの体に付けたらああなっただけですよ』

「いやまさか」とカリンスキーは言った。「それはあり得ないだろう」

「いえ、誓って本当のことなんです」とフィッシャーは声を立てて笑いながら言った。

「これはあなたにとって大きな驚きでしょうが、大島さんにとっては今までこのことを一度も咎められたことがない事実の方がよほど大きな驚きなのです。

 二つの異なるキャラを盗作して作られた新たなキャラが彼らの人生をここまで変えてしまったことに二人は苦笑するしかなかったが、フィッシャーは腕時計を見るとそれまでの冗談めかした口調を変えて言った。「ところで、ずっと間違いを繰り返していた人間がそれを認めないと言うのはよくあることですよね。でも、僕が腑に落ちないのは、あなたがどうして今になってそんなことを僕に聞くのかと言うことです。
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フィリックス・ザ・キャットに似ていると言う声はキャラ誕生当時から少なくなかったと思う。だが盗作というのは穏やかじゃない。カートゥーンのパブリックイメージから作られたという方が適正だろう。
フィリックス3.png

書いてる人にも、訳してる人にもゲーム愛が多少疑問に思えるこの「セガvs任天堂」。このフィリックスの話は、訳した仲達志も読みどころの一つとしてあとがきで引用している。

ちなみにフィリックスの歴史は古く、ミッキーマウス誕生以前にディズニーがフィリックスをパクったとして訴えられているんだそうだ。

 

週刊ファミ通 2017年11月23日号

週刊ファミ通 2017年11月23日号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/11/09
  • メディア: 雑誌



セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(下)

セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(下)

  • 作者: ブレイク J ハリス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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ゲーム学校が閉校するまでを描いた漫画、「なんでそんなにゲーム業界に入れるの?」 [ゲーム]

なんでそんなにゲーム業界に入れるの?」を読む。
よくわからん漫画だった。
2009年に閉校になったゲーム専門学校の漫画。
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描き下ろしだと思うが、単行本が出たのが閉校の年。
なぜ閉校する学校の漫画を?というのが素朴な疑問。
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漫画として読むと、新任の教師が学校改革を!という展開を予想してしまう導入部。だいたいそんな感じで物語は進むのだが、やがて経営に行き詰まる。早い話がゲームスクールはビジネスにならなかったという話だ。
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でも我々はやるべきことはやりましたよ!

後進の人は参考にしてくださいね!

卒業生や学校関係者に配るために出版したわけじゃないとすれば、いったい全体どういう会議を通って、この漫画が世に出たのかよくわからない。タイトルはゲームクリエイター志望が手に取ることを狙って付けられていることはわかるが、それほど実践的なことが描かれているわけではない。どっちかというと経営漫画になっている。ただそれも成功していると言えるかどうか。「思い出作り」というのが一番内容を表現する言葉として正確だと思う。不思議な漫画だ。


ゲーム学校漫画といえば鈴木みそが圧倒的だが、よく言えばそういう構造的な業界の闇をマイルドに暴いていると言えないこともないかも。 
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(画像は鈴木みその「オールナイトライブ」5巻)



なんでそんなにゲーム業界に入れるの?~DEA式ゲーム制作者養成手法~

なんでそんなにゲーム業界に入れるの?~DEA式ゲーム制作者養成手法~

  • 作者: えばー・ぐりーん
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2009/03/12
  • メディア: 単行本


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マリオは日本語が喋れなかった!と判明した22年前の衝撃を振り返る [ゲーム]

ジェフ・ライアンの「ニンテンドー・イン・アメリカ」を読み終えた。「セガvs任天堂」よりも面白い。まあ、成功者のサクセスストーリーなので、没落していくセガの話よりは読後感が良くなるのは当然か。日本とアメリカでは攻防の物語も違うので、その辺を押さえておきたかったというのが購入理由だった。

なんとなくマリオの声優のエピソードが印象に残った。
スーパーファミコン時代はまだマリオが喋るイメージがなかった。1995年、ニンテンドー64になって、ミッキーマウスのような高音で「オーキードーキー」とか喋るようになってかなり違和感を感じだものだ。あのオッサン、本格的な外人だったのかと。

マリオの声を当てるようになったのはチャールズ・マーティネー。youtubeで映像を見たことがあるが、ファンキーなおじいちゃんだ。オーディションに滑り込みで受けて合格したエピソードを「ニンテンドー・イン・アメリカ」を読んで初めて知ったが、ネットで調べてみるとアチコチにゴロゴロしているありふれた情報のようだ。

ニンテンドー64のデモンストレーションで、ポリゴンで表現されたマリオがアドリブで喋るというイベントがあったと雑誌で昔見たような気がするが、あの時から裏方としてイベントに参加していたらしい。昔「おとなのしくみ」の取材で、鈴木みそに片言の日本語を披露したマリオの後ろにもマーティネーが潜んでいたのかもしれない。
マリオ声1.png

このマーティネー氏、もともとは俳優だったそうだ。
ウィキペディアで出演作を調べると「ダーティーハリー5」の他に、ジョジョの奇妙な冒険のOVA版があった!パイロットBとあるので、おそらくンドゥールに撃墜されるパイロットのどちらかなのだろう。映像も探したが見つからなかった。本当なのだろうか。
マリオ声2.png
...で、どっちの男だ?

 
ちなみにニンテンドー64からマリオの喋りが変わった件については異説がある。当時、吉田戦車が「ゴッドボンボン」に描いている。宮本茂が決定権を持っていたというのは両方の説に共通しているが、どちらが正しいのだろう。
マリオ声3.png

 

ニンテンドー・イン・アメリカ: 世界を制した驚異の創造力

ニンテンドー・イン・アメリカ: 世界を制した驚異の創造力

  • 作者: ジェフ・ライアン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)






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ミニスーファミも爆売れ!買わないけど例によってファミマガ買ったら [ゲーム]

ファミコンミニに続き、スーパーファミコンミニも売れているらしい。

今回も買っていませんが、
雑誌の方は今回も買いました。
やはりファミマガの方を。




お目当ては過去のファミマガのスクラップをPDF化した付録DVD。
今回は攻略記事が中心なので、あまり面白くない。
それでもスーファミ初登場の記事が収録されていたのは懐かしくて良かった。
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(「ドラゴンフライ」は後の「パイロットウィングス」)

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(「超魔界村」の1面のプロトタイプ。これが見たかった。)

 
毎度、DVD収録のデータは閲覧しづらく、あまりプロの仕事とは思えない。が、大変な手間だというのは感じる。こんなのよりも、もっと読者ページとか収録してくれれば良かったのに。

例によってディスくんの新作漫画も掲載。
ファミコンミニもスーファミミニも中身はほとんど同じ機械というのはちょっと驚き。要するにエミュレーターとソフトを入れ替えただけだということだ。

もっと驚いたのはファミ通版のミニスーファミ雑誌の紹介にページを割いているところ。当然そっちは買ってないのだが、ファミ通側にもファミマガの紹介記事が載っていたりするのだろうか。
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スーパマリオオデッセイを見て思い出す、石ノ森章太郎「チックンタックン」 [ゲーム]

マリオブラザーズの新作ゲーム、「スーパーマリオオデッセイ」が発売された。すごく面白そうなのでゲーム機を買おうと思ったら、そこで初めて実感するニンテンドースイッチの品薄さ。いや、金さえ出せば手に入るんだけど、オフィシャルな価格よりもプラス1万円が相場。あまりゲームする時間もないし、そこまでして。。。とも思う。

ミュージカル調で楽しいCM。
曲がiTunesで売っていたので購入。
とりあえずそれを聞く日々です。
ちなみにAmazonでは数ヶ月前からCM版とは違うバージョンの曲が売られている。なぜだ。

ところで、今回のマリオは帽子がキーアイテムになるそうだ。
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投げたり、敵にかぶせて乗り移ることができる。その帽子のお化け?キャッピーを見て、石ノ森章太郎の「チックンタックン」を思い出した。帽子が喋るカリメロといえば伝わりやすいか。いや、今時カリメロも通じないか。
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(画像はキャッピーの素の姿)

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(チックンの頭に収まるタックン。)

子供の頃、学研などの教育雑誌でよく見かけた漫画だ。あまり内容は覚えていない。アニメ化したが、なんか見ていて気恥ずかしくなる印象だった。アニメオリジナルの女の子のデザインは今見ても可愛いく、洗練されていると思うがどうだろう。ちなみにデザイナーは「おそ松さん」などで今も現役なんだそうだ。
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ソニック1を作った中裕司の年収は300万だった?ブレイクJハリスの「セガvs任天堂」上巻を読み終えて [ゲーム]

ゲームセンターCXメガドライブスペシャルの特典映像、ソニック2の挑戦を見る。2で初登場したソニックの相棒テイルスについて、課長がマニュアルを見て確認するシーンがあった。その時に最近読み終えた「セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)」に書いてあったエピソードを思い出した。
セガ3.JPG
(パッケージ右がテイルス)
このキャラクターは一般に知られる名前、テイルスに落ち着くまでに一悶着あったらしい。最初の名前、マイルス・パウアーに上層部が難色を示し、テイルスへの改名を迫ったが開発陣は断固拒否。そこでマイルスは本名で、テイルスがあだ名という折衷案を上層部が提示し、それでも納得しない開発陣のためにテイルスがあだ名になるまでの感動ストーリーを作って納得させたという。

製作者の愛着というのは尊重したいが、なんでこんなに揉めるのかピンとこない部分もある。テイルスでいいじゃんと思う。揉めるのはやはり会社への不信感があったのではないか。

この本によるとソニック1作目を作った時の中裕司の年収が300万という記述に驚いた。しかも人件費を多く使い納期を遅らせたということで、上層部は中を散々に批判したという。中は退職を決意するが、ソニックはアメリカで大ブームを巻き起こす。上層部は必死に引き止めたそうだ。セガはパソナルームの逸話もあるし、ありそうな話である。

 
「セガvs任天堂」上巻はとりあえず面白かったので下巻も注文したけども、いろいろ引っかかる箇所も多い。そこそこ有名なゲーム、コラムスを「コラムズ」としつこく表記していたり。この邦訳版に関わっている人のゲーム愛があまり感じられない。

メガドライブを業界初の16ビットマシンとの記述もある。初は「ぴゅう太」だとずっと思ってましたけど。まあ、どうでもいいんですけどね。
セガ2.png
(画像は鈴木みそ「あんたっちゃぶる」一巻より)

ちなみに海外でのメガドライブの成功はそれほどでもなかったという話もある。
セガ1.png
(画像は鈴木みそ「おとなのしくみ」四巻)

 
セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)

セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)

  • 作者: ブレイク J ハリス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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マイクタイソンに勝った直後にセガが契約を結んだボクサー、次の試合で負けてその後どうなったのか? [ゲーム]

ブレイクJハリスの「セガvs任天堂」を読んでいる。
ちょっと面白い箇所があったので紹介する。

タイソン1.png
戦前の圧倒的不利を覆し、あのマイク・タイソンを初めて負かして話題になったボクサー、ジェームス・ダグラス。すぐにセガは彼と契約を結ぶ。任天堂のヒットゲーム、「マイクタイソン・パンチアウト」の二番煎じをやるためだ。ゲーム製作には時間がかかるが、旬を逃せばキャラゲーは売れない。そこでセガはすでに出来上がったボクシングゲームを探し、キャラだけ変える手段をとる。
タイソン2.png
そこで選ばれたのが何とタイトーの「ファイナルブロー」であった。

当時のアーケード&メガドライブファンなら、ここだけでもクスッと笑える話だと思う。特にゲーム内容がどうだということはない。のちのスト2の様な、横視点の格ゲーである。キャラがでかくて迫力あるが、ゲームをやっていて何が勝因で敗因なのか、いまいち分かりにくいのが欠点でだった。

急ピッチでキャラゲーを一本でっち上げるセガだったが、ダグラスはゲームが発売する前に行われた初防衛戦であっさり3RKO負け、引退してしまったのだった。「セガvs任天堂」によると、当時の米セガの社長は結果に愕然としつつも、あるCMからインスピレーションを与えられ、開き直る態度を選んだ。失敗を隠すのではなく、あえて晒すことが良い企業イメージを生むと考えたのである。この辺、後年ブームを巻き起こした湯川専務のCM戦略とかぶってくる。

ゲームは「ジェームス・バスター・ダグラス・ノックアウト・ボクシング」として発売され、大ヒットを飛ばしたそうだ。

ところで、その後のダグラスはどうなったのだろう。
ウィキで調べてみた。世紀の大番狂わせだったタイソン戦の勝利もあれこれケチをつけられていたダグラス。防衛戦で負けてバッシングはさらに加熱。一試合で30億円を稼ぎ、戦うモチベーションを失い引退を表明。悠々自適な生活をするはずだったが、過食症にうつ病、糖尿病にアル中を患い体重は倍近くになり死にかける。

ダグラスは健康のためにボクシングを再開。
カムバックを果たし6連勝。マイナー団体のタイトルマッチに挑むも負け、その後二試合は二連続1RKO勝利し引退。現在は59歳。コーチをやりながら充実した晩年を過ごしているという。ええ話や。

タイソンというと、にわのまことのプロレス漫画「ザ・モモタロウ」で度々ネタにされていたことを思い出す。下の画像、トニー・タップスなんかも印象強いのだが、今回流れで読んだ西島洋介山のインタビューにて「強かった」と書かれていてた。
タイソン3.png


セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(下)

セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(下)

  • 作者: ブレイク J ハリス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)

セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)

  • 作者: ブレイク J ハリス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ザ・モモタロウ 全5巻完結(文庫版)(ホーム社漫画文庫) [マーケットプレイス コミックセット]

ザ・モモタロウ 全5巻完結(文庫版)(ホーム社漫画文庫) [マーケットプレイス コミックセット]

  • 作者: にわの まこと
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • メディア: コミック



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阿鼻叫喚!大人気ニンテンドースイッチの品薄商法疑惑の真偽がわかる鈴木みその「おとなのしくみ」 [ゲーム]

任天堂のゲーム機、ニンテンドースイッチが人気なんだそうだ。抽選会で不正が行われたとか、詐欺に引っかかった子に見知らぬ他人が善意でプレゼントしたものが転売ヤーから入手したものだったとか物議を醸している。任天堂が話題作りのためにわざと製造数を絞っている、いわゆる品薄商法だと指摘する人も多いようだ。

思い出すのはセガの最後のゲーム機、ドリームキャストである。年末商戦に間に合わせるために発売を急ぎ、十分な台数を用意できず、売り時を逃してしまったという話がある。最終的にドリームキャストは失敗した。漫画では鈴木みその「おとなのしくみ」4巻で描かれている。この話を知っていると任天堂が品薄商法しているという指摘はリアリティを感じない。
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社会人なら当たり前に分かる話だと思うが、発注、需要を読むというのは難しいと思う。特に『異常な人気の時はなおさら』だ。特にこのニンテンドースイッチは前評判はあまり良くなかった。発注を見誤れば会社が死ぬのである。
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ちなみにこの「おとなのしくみ」の9年前に鈴木みそが描いた「あんたっちゃぶる」2巻では、ドラクエの人気が品薄商法で作られたものだと暗に示していて興味深い。冗談かどうかよくわからない。
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おとなのしくみ (4) (Beam comix)

おとなのしくみ (4) (Beam comix)

  • 作者: 鈴木 みそ
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: コミック



セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)

セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)

  • 作者: ブレイク J ハリス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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