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阿鼻叫喚!大人気ニンテンドースイッチの品薄商法疑惑の真偽がわかる鈴木みその「おとなのしくみ」 [ゲーム]

任天堂のゲーム機、ニンテンドースイッチが人気なんだそうだ。抽選会で不正が行われたとか、詐欺に引っかかった子に見知らぬ他人が善意でプレゼントしたものが転売ヤーから入手したものだったとか物議を醸している。任天堂が話題作りのためにわざと製造数を絞っている、いわゆる品薄商法だと指摘する人も多いようだ。

思い出すのはセガの最後のゲーム機、ドリームキャストである。年末商戦に間に合わせるために発売を急ぎ、十分な台数を用意できず、売り時を逃してしまったという話がある。最終的にドリームキャストは失敗した。漫画では鈴木みその「おとなのしくみ」4巻で描かれている。この話を知っていると任天堂が品薄商法しているという指摘はリアリティを感じない。
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社会人なら当たり前に分かる話だと思うが、発注、需要を読むというのは難しいと思う。特に『異常な人気の時はなおさら』だ。特にこのニンテンドースイッチは前評判はあまり良くなかった。発注を見誤れば会社が死ぬのである。
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ちなみにこの「おとなのしくみ」の9年前に鈴木みそが描いた「あんたっちゃぶる」2巻では、ドラクエの人気が品薄商法で作られたものだと暗に示していて興味深い。冗談かどうかよくわからない。
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おとなのしくみ (4) (Beam comix)

おとなのしくみ (4) (Beam comix)

  • 作者: 鈴木 みそ
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: コミック



セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)

セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)

  • 作者: ブレイク J ハリス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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ゲームはどれも悪意を持って作られたものではない?山本さほの「無慈悲な8bit」に違和感 [ゲーム]


ファミ通連載漫画、山本さほの「無慈悲な8bit」最新話がTwitterで無料公開されていた。
編集者が「あまりにもグッときたので」の特別公開だそうだ。
内容は「一部の言い過ぎてしまっているレビュアーへのお願い」だ。
自分はこれ読んで、グッとは来ず、なんか薄くイラっとした。

そもそもクソゲーとはなんなのか?
まず、それが世間で正しい使われ方をされていないと俺は思う。
ニコニコ動画を利用し始めた頃、あまりにも「神曲」というコメントが氾濫してて、神の領域ハードル低いな!と思ったが、それと同じでクソゲーという言葉もインフレし過ぎている。

「つまらない」
もう少し正確にいえば「自分には合わない」。
そう思ったら即クソゲー認定。
これは如何なものかと思う。

製品として成り立っているか?
というのも人によるだろうが、

1「あまりにもプログラム技術が稚拙」
2「ルールが破綻している」
3「妥当な制作予算がかけられていない」

これらの条件に当てはまるゲームを俺は「クソゲー」と呼ぶべきだと思うのだ。昔のファミ通は、それらのゲームを「4点」あるいは「3点」、さらにあるいは「森下万里子による6点」と表現したからこそファミ通はファミマガを抜いて業界紙ナンバーワンになったのだと思っている。

さて、クソゲーの定義を済ませたところで、山本さほの漫画の話を。もっともイラっとさせられた部分は「製作者の子供が見たら悲しむ」という箇所。さらに「ゲームはそれも悪意があって作られたものではないハズです!!」という結びのコメントでトドメを刺された。
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(土田世紀「編集王」より)

結局のところ、守るべき妻や子供がいるからこそ、ゲームのクオリティは下がるとも言えるのだ。同時に上がることもある。「森下万里子による6点」があった頃のファミ通連載の漫画、鈴木みその「おとなのしくみ」を今の編集者や執筆陣は知らないのだろうか。単行本未収録となった、クソゲー制作に加担した会社員の暴露話のことだ。稚拙な業界知識でゲーム作りを始め、結果クソゲーになると分かっていて発売し、そして売れてしまったという話だ。これが悪意でなくてなんだろうか。そしてこういうことが業界でまかり通っている。しかしそれは至って普通なことである。発売中止にして会社の損を回避したいのは、何よりも守りたい家族がいるからなのではないのか?
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(滝沢ひろゆき「ドラゴンクエストへの道」より)

山本さほの結びのコメントはゲームの陽の部分しか見ておらず、陰の部分も飲み込もうという気概が感じられない。ファミマガ的なスタンスだ。

どこまで行っても主観しにかならない話だが、「標準的な品質に達しているゲーム」をクソゲーと斬り捨てる、クソゲーの言葉の使い方がわかってない人、山本さほの指摘するところの「一部の言い過ぎてしまっている人」に、自分は知性を感じない。変人なんだろうなあと思う。そんな人は山本さほの漫画に興味もないだろうし、家族をダシにして同情を引こうとしても一切効果はないだろう。狙ってない人に向かって石を投げているようなものだと思う。

この編集長もなんなのだろうか。
自分が愛読していた頃には聞いたことのない名前だ。
過去のファミ通スピリットは継承されていないのだろうか。
ゲームの話は笑いながら楽しく?これがスマホ世代のゲーム誌の感覚なのだろうか。
好きだから熱く語る。苦悩もある。
なんか温度が違う。時代が変わったという事なのだろう。
俺には合わない。
さほ2.png
(土田世紀「編集王」より)

■関連過去記事
「とと姉ちゃんもビックリ!クソゲーを糾弾するファミ通の批判力!鈴木みそ「おとなのしくみ」


1989年のファミコン通信 (ファミ通BOOKS)

1989年のファミコン通信 (ファミ通BOOKS)

  • 作者: 田原誠司
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2013/08/08
  • メディア: 単行本



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うんちく漫画の元祖はドラクエ漫画の元祖でもあった?古谷三敏の「BARレモンハート [ゲーム]

世界初のドラクエをネタにした漫画といえば何か?
専門誌などを除けば、「BARレモンハート」はかなり古い部類に入るだろう。
うんちく漫画の元祖として、四半世紀の昔から現在も連載中の酒漫画だ。
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3巻は1話丸ごと使ってドラクエ2の話。
ドラクエごっこをしながらの酒飲み。
女性客に「魔除けの鈴ください」の注文に、意図を察したマスターが出したのは「ベル・デキャンター」という鈴の形をしたお酒。魔除けの鈴は2にしか出てこない道具なので、いま読むともうひとつドラクエっぽさが伝わらないけども。
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いま手元にないが、1巻か2巻にもドラクエネタがあった。
女性に振られたレギュラーキャラクターのまっちゃんが涙を新聞で隠すのだが、その見出しが確か「ドラクエ大ヒット!やったねユウさん!」。ユウさんとは当然堀井雄二のことだろうから、知り合いなのだろうか。
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ちなみに作者がオーナーの同名の店が存在する。
歯科助手にメルアドを渡し、奇跡的にデートにこぎつけた俺はこの店を使ってみた。そもそも酒を飲まないので、まあ無様な振る舞いだったような気がする。その1度のデートであっさり疎遠になってしまった。俺もまっちゃんのように新聞で涙を隠したい気分だった。
魔除け4.png
BARレモン・ハート : 1 (アクションコミックス)

BARレモン・ハート : 1 (アクションコミックス)

  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1986/02/18
  • メディア: Kindle版



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ドラクエの原点となったゲーム、「ウィザードリィ」とはなんなのか? [ゲーム]

ドラクエ誕生秘話で必ず語られるのが「ウルティマ」と「ウィザードリィ」の存在だ。この2つを足して合成したのがドラクエという分析のされ方も少なくない。その2つがどんなゲームだったのか。若い人は知らないかもしれないので、ちょっと「ウィザードリィ」の方を紹介してみようと思う。ちなみにウルティマはゲーム雑誌で得た知識ぐらいで、あまり詳しくないのだった。

ウィザードリィ。
自分視点でダンジョンを徘徊するRPGだ。
「俺も若い頃は高価なMacを買って、英語の辞書片手にウィズに没頭したものさ」
これが自分が子供の頃、社会を牛耳っていてクリエイター達の口癖だった。ウィズはウィザードリィの略である。
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パーティーは6人。
前衛と後衛という概念があるのが特徴。
前衛の3人は肉弾戦。後衛の3人は呪文で援護、みたいなシステムだ。

死ぬと教会か呪文で生き返らせることができるのだが、失敗すると2度とそのキャラクターを使うことが出来ない。これを「ロスト」という。いわゆる「ルーラ」的な移動魔法で失敗して、パーティーごと「ロスト」なんてこともある。このシビアさが人気の一つなのではないかと自分は思っている。

自分はファミコン版で遊んだのだが、これが音楽、ビジュアル共にかっこいいアレンジだった。システムも洗練されている。作っているのは遠藤正伸のゲームスタジオ。ドラクエと比べるとはるかに難解なのだが、いわゆる心地よい不便さ。シビアなゲーム性と合わせて、大人の香りがしたものだ。メッセージを全て英語にすることも出来た。他の人はどうか知らないが、内省してみると、背伸びしたいお年頃だったから遊べたという印象が強い。
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決定的だったのが、ファミコン通信のライターだった、渋谷洋一のコラムである。
彼が何か体を悪そうにしながらウィズに没頭する姿を想像して、それに憧れた。
ウィズの中で困難な目にあうほど、渋谷洋一になれた気がしたのだ。
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ちなみにファミコン通信の兄弟誌「ログイン」では忍者増田というウィズ好き編集者が人気だった。彼が担当したコーナーのタイトルは「ウィズでござるよニンともカンとも」。
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ウィズは5作目まではいわゆる「剣と魔法」の中世ヨーロッパ的な世界観のRPGだったのだが、6作目からSFチックにモデルチェンジ。ここから、オリジナルのナンバリングはあまり聞こえてこなくなった。代わって、いかにもウィズというイメージで作られた日本製の外伝が作られ続けたという印象がある。やはりウィズであるからにはストイックなゲームデザインでなければ、ファンには受け入れ難かったのだろう。しかしそれでは間口は狭くなる一方である。もはやウィズは終わったコンテンツなのだろうか。
ウィザードリィ

ウィザードリィ

  • 出版社/メーカー: アスキー
  • メディア: Video Game



~【Amazon.co.jp限定】Wizardry ~~忘却の遺産~~~

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  • 出版社/メーカー: Genterprice
  • メディア: Video Game



ウィザードリィマガジン 生誕10周年記念出版

ウィザードリィマガジン 生誕10周年記念出版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ビジネス・アスキー
  • 発売日: 1991
  • メディア: ムック



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山田孝之に読ませたい!ドラクエ1以前から3発売後まで書かれたコラム集、堀井雄二の「虹色ディップスイッチ」 [ゲーム]

NHKのドラゴンクエストドキュメンタリー番組が昨日再放送されたそうだ。
うーむ、知っていれば録画したのにっ!
さて、前回に引き続きドラクエ関連名著の紹介。

虹色ディップスイッチ」は作者の堀井雄二のコラム集だ。
パソコン雑誌、「ログイン」で連載されたもので、面白くて死ぬほど繰り返し読みまくった。
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なんと連載開始はドラゴンクエスト1の発売前。
「3」の発売後まで、一回のフリーライターが歴史に名を残すゲームデザイナーになるまでをリアルタイムで追いかけられるという意味でも貴重な一冊である。ドラクエのことを語ってる回があったと思えば、その次はダイアルQ2(当時社会現象になった電話サービス)について語っていたりするのだ。こんな堀井雄二の本は2度と出版されないだろう。ちなみにエロゲーについても熱弁をふるっている。
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読んでいて思うのは、やはりゲームというものの本質をシンプルな思考で見抜いているということだ。例えば、堀井雄二が選ぶ、つまらないゲームのベスト10というのがあるが、1位は「遅い」だったりする。
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巻末には中村光一、宮本茂、さくまあきらの対談を収録。惜しいのは、一部内容が削除されていることである。ドラクエ2でサマルトリアの王子の妹に主人公が刺し殺されるエンディングの話がまるまるカットされていたりするのだ。リアルタイムで連載を読んだことはないのだが、ファミコン通信にコラムが再掲された時はカットされていなかったので気がついたのである。
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2017年1月現在、Amazonでは17980円の値段がつけられている。
ゲームデザイナーを志す息子を持つ、お金持ちのお父さんぐらいにしか勧められない。。。電子化してほしい一冊である。

虹色ディップスイッチ―ファミコン業界クエスト (Login Books)

虹色ディップスイッチ―ファミコン業界クエスト (Login Books)

  • 作者: 堀井 雄二
  • 出版社/メーカー: ビジネス・アスキー
  • 発売日: 1990/04
  • メディア: 単行本


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ファミコンミニ爆売れ!復活したファミマガの豪華すぎる中身とは? [ゲーム]


ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • メディア: Video Game


ファミコンミニが4日間で26万3千台売れたそうである。
そのうちメガドラミニや、PCエンジンミニも発売されるのであろうか。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine (Town Mook)

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine (Town Mook)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/11/14
  • メディア: ムック


ミニの発売に合わせて、ファミ通、ファミマガの二大ゲーム雑誌出版社もムックを発売。ミニ自体は買ってないが、雑誌のPDFデータ入り付録DVD欲しさにファミマガの方を購入。雑誌本体はなんて事ないが、嵩瀬ひろしのディスくんの新作漫画が読めるのは嬉しい。あと、表紙の例のあの絵も当時の雰囲気に浸れて嬉しい。

さて、付属DVDを確認してみた。
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ファミコンミニ収録ゲームの、当時のファミマガにおける紹介記事、裏技など、2.5Gぶんのデータが入っている。ページ単体ではなく、見開きでなのは少し残念。スーパーマリオ3発売前の開発進行をレポートした連載漫画が読めるのは嬉しかった。裏技はいちいちスクラップして、申し訳程度にレイアウトし直して収録しているが、大変な手間である。切り抜かずにそのまま載せてくれても良かったけど。。。ファイナルファンタジー3はおそらく天野喜孝の絵の使用許可が下りなかったのであろう。パターンで塗りつぶされている。
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面白いのはスーパーマリオブラザーズの攻略本が丸ごと入っているだけでも驚きなのに、わざわざ初版と133刷を同時収録している点である。この攻略本、120万部売れたそうで、自分もお世話になった思い出の一冊である。編集部の不安をよそに発売日にいきなり重版が決まったので、それをいくつかに分けて2刷、3刷とたくさん刷ってる様に工作したのだそうだ。しかしあまりにも売れすぎたため、途中から刷り数がおかしくなり、対応できなくなったと「超実録裏話ファミマガ」に掲載されている。
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当時、規制でがんじがらめだったせいか、この手の復刻企画はファミ通よりもファミマガの方がやることがハッチャケていて軍配が上がる。今回のPDF化作業がファミマガ完全復刻電子書籍化の布石になってくれると嬉しいのだが、、、でも当時の広告とか権利絵とかが削除されてるじゃあ意味ないんだけど。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine (Town Mook)

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine (Town Mook)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/11/14
  • メディア: ムック



超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集

超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集

  • 作者: 山本直人
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/07/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



超実録裏話ファミマガ〈2〉弟雑誌続々創刊のスーパー秘話集第2弾

超実録裏話ファミマガ〈2〉弟雑誌続々創刊のスーパー秘話集第2弾

  • 作者: 山本 直人
  • 出版社/メーカー: アンビット
  • 発売日: 2012/07
  • メディア: 単行本


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とと姉ちゃんもビックリ!クソゲーを糾弾するファミ通の批判力!鈴木みそ「おとなのしくみ」 [ゲーム]

なんとなく検索してみたら見つけた。
鈴木みそ「おとなのしくみ」、クソゲー制作の実態を描いた暴露漫画。
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漫画の中に登場するゴルフゲームや会社名は伏せられているが、答えはツクダオリジナルの「岡本綾子とマッチプレイゴルフ」なんだそうだ。当時、このゲームがなんなのか、一生懸命ファミ通のクロスレビューを探したが、載ってなかったような気がする。というか、当時穴があくほど読んでいたファミ通で、このゲームの情報を見た覚えがない。
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マルチビジョン→過去にツクダオリジナルが作っていたゲーム機。同じタイトルの岡本綾子のゲームがあり、スーファミ版はリメイクということになる。ツイッターのアイコンより少ない情報量で作られていた当時(1984年)のゲームの感覚でリメイクしようとして失敗したということなのだろう。
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驚いたのが、ツクダオリジナルがすでに無いということ。オセロを2千万個、スライムを1200万個、ルービックキューブを800万個売った会社である。日曜朝によくCMを見たように思う。問題のクソゲーが出たのが1994年。2002年に親会社が倒産。バンダイの子会社になり、現在はパルボックスと改名している。

この漫画を載せてしまうファミ通がすごい。やはり批判精神があるのである。当時は裏技一つとってもメーカーからクレームがあった時代だ。ゲームメーカーはスポンサーでもある。こんな内部情報の暴露が許されるはずがない。結局、この漫画は単行本未収録となっている。その漫画をリーク元に事後承諾で掲載してしまったのだ。

ファミ通がファミマガを抜いて、業界1位になったのはクロスレビューという、ゲーム批評を始めたからだと思っている。ファミマガは中立を謳っていたが、読者からすれば業界に擦り寄っていただけだ。ただ、メーカーからのクレームがしんどいというのも理解出来る。少年ジャンプの鳥嶋氏とは立場が違う。メーカーはゲーム雑誌にとっては情報ソースであり、金主であるからである。なぜここまでファミ通が業界と戦えたのか、それが謎だ。
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「商品テスト」という批評記事で部数を伸ばした「暮しの手帖」という雑誌を作った大橋鎭子の本を読んだ(NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の元ネタ)のだが、当時は他社でも同じような企画があったそうだ。ファミ通のクロスレビューも同じで、それでもこの雑誌が支持されたのは他社に比べクオリティが高かったからと考えて間違いない。Dの食卓の飯野賢治と編集長がレビューのあり方について対決する漫画が「おとなのしくみ」に掲載されているが、やはり編集長の方が正しいのだろう。ネットが発達してレビューのあり方も変わっただろうけども、当時としてはこれがベストだったのだ。


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歴史は繰り返す?プレイステーションNEOはスーパーグラフィックスなのか? [ゲーム]

PS4の上位機種が出るらしい。
名前はプレイステーションNEO。
話題のヘッドマウントディスプレイを快適に使うには、従来のPS4ではもう少し性能が足りなかったようだ。

なんかPCエンジンSGを思い出す。
1989年、NECはPCエンジンは好調を受けて、新たに3機種を発表。従来製品のマイナーチェンジ版であるCG(コアグラフィックス)、機能を制限し低価格化したST(シャトル)、そして少し性能アップしたSG(スーパーグラフィックス)だ。
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SGは馬鹿でかい本体と、さらにそれを覆いかぶさる対応コントローラー「パワーコンソール」が話題を呼んだが、結局対応ソフトは5本にとどまり、いつの間にか無かったことにされた。自分の周りでは医者の息子が購入していたので「バトルエース」で遊ばせてもらった。なかなか面白かったが、まあPCエンジンに毛が生えた程度の性能である。価格は39800円。ファミコン通信ではいきなり鈴木みそにディスられていた。至極まっとうな意見なのだが、これを載せてしまう雑誌もすごいな。
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大昔のパソコン雑誌読んでたら、こんなのもあった。
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桜玉吉に匹敵する才能、初単行本が最後になった?すのうちさとるの「ファミコン必笑コミック」 [ゲーム]

こどもの頃感じていたこと。ジャンプ巻末の作者コメント欄で一番つまらなかったのが新刊の発売告知。「単行本出ます。買ってね。」とか、割と事務的に書かれているので、別に作者は買っても買わなくてもどっちでもいいんだろうなあとか思っていた。そんな事は絶対無いと今は思うが。ミュージックステーションで、スカした態度で告知してるミュージシャンを連想してしまうのだ。

面白いか面白く無いかは人による。性癖と同じだ。商売になるかならないかが、面白さを測る共通の物差しとして最も近いことは間違いない。それがプロ意識というものだと思う。
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すのうちさとる以上に単行本化の喜びを表現した漫画家を見たことがない。何しろ表紙からして「苦節10年初単行本」と嬉し泣きしているのだ。ページを開いてみれば、単行本購入を勧める4コマ、初単行本化記念の描き下ろし、作者インタビューや解説などなど盛りだくさん。解説には「これまで作品の発表の場が三流エロ漫画誌に限られており、その才能は10年埋もれていた」とある。取引相手を三流と書いてしまうあたり、ものすごい信頼関係があるのだろうか。
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この漫画はゲーム雑誌「ファミコン必勝本」に連載されていて、こどもの頃ワクワクしながら立ち読みしていた記憶がある。単行本化の際は指折り数えて発売日に購入。しかし、その後すのうちさとるの他の単行本が自分の視界に入ってくることは、今日までの人生でなかったのである。いつまで掲載誌で読んでいたか定かでないが、単行本未収録作品も確実に存在している。売れなかったか、作者がドロップアウトしたか、権利で揉めたか、どっちにしろ商売にならなかったようである。しかし熱心なファンも確実に存在しており、絶版となった本書は定価で買える可能性は皆無だ。
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すのうちさとる漫画の一番の特色はゲームブックスタイルを取り入れていることである。主人公の行動を複数から選び、指定のページに飛ぶアレだ。この漫画では次のページに全て選択肢の結果が収められており、流れが途切れることなく読み進めることができて楽しい。桜玉吉に匹敵するゲーム漫画センスがあると思うのだが、商売にならなかった以上、共感する人の数は残念ながら自分が望むよりも少ないだろう。
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汚物を消毒する世紀末ゲームレビュー「ファミコン神拳」が単行本化! [ゲーム]


週刊少年ジャンプ秘録! !  ファミコン神拳! ! ! (ホーム社書籍扱コミックス)

週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! (ホーム社書籍扱コミックス)

  • 作者: 「ファミコン神拳」伝承委員会
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2016/05/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! 」を買った。

ファミコン神拳はかつて週刊ジャンプで連載されていた人気コーナー。当時連載していた北斗の拳のパロディとファミコン情報の組み合わせが秀逸過ぎた。メインライターの「ゆう帝」が堀井雄二だったと知ったのは随分後のこと。このコーナーの前身から堀井雄二と、マシリトこと鳥嶋和彦が組んでいたのだが、そこにエニックスの千田幸信が営業をかけ、「ドラゴンクエスト」誕生につながったと知ったのも最近の事。
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ファミコン神拳ではゲームのレビューをしており、点数や星ではなく、「あたたっ!」などの文字数でやっていた。ネタ元は説明するまでもないだろうが「北斗の拳」である。コメントも付いているが、ほぼ一言でぶった切っており、今見ても随分乱暴である。任天堂などは取材を嫌がったそうだ。客層が小学生なので、あまり文章が長くできないという理由があったらしい。

当時はゲームを批評するという概念が発達してなかった。ゲームメーカーとはゲーム雑誌にとっては情報源であると同時に、雑誌に金を払って広告を載せてくれるスポンサーでもある。裏技一つでも弁護士を立ててクレームしてくるぐらい厄介な存在だ。ファミマガなどはそれを「中立」などと言って、クソゲーを読者に売りつけるのに一役買った。「超実録裏話ファミマガ創刊26年目に明かされる制作秘話集」なども、くどいぐらい「カタログに徹した」というコメントが出てくる。

この方針が後発の「ファミ通」に水を開けられる結果につながった。ファミ通は「クロスレビュー」が雑誌のイメージを決定付けるまでのインパクトを与え、さらに編集者や著名人に熱いレビューコラムを書かせ、読者との距離の近さを感じさせた。どうしてそんなコーナーが成立できたのかが謎。癒着を疑う人もいるだろうけども、リアルタイムで読んでた身としては公平なレビューだったと思う。何よりバランス感があり、極端にならなかった。クロスレビューを真似た雑誌は山ほどあったが、ファミ通を超えられなかったことから、そのクオリティの高さが分かると思う。ベストは無いが、ベターだったのだ。

ファミコン神拳は、ゲームメーカーとは一定の距離を置くことで、公平なレビューを実現したとあるが、自社がライセンスを許諾したものに関しては手心を加えるなどの大人の事情は存在したようだ。よりによって「ファミコンジャンプ英雄列伝」がクソゲーになったのは心を痛めていたようで、続編は堀井氏自ら製作することになったそう。どう考えてもクソゲーなのだが、ファミコン神拳伝承者にとってもクソゲーだったというのは想像すらしていなかった。衝撃である。

ファミコンジャンプの攻略本製作を任された編集者に「ご愁傷様」と声をかけていたのも衝撃的なミヤ王だったが、氏の裏技の問い合わせ対応のバイト時給が2万5千円だったというのも輪をかけて衝撃的。社会現象になったファミコンだったが、読者が雑誌に一番求めた情報が「裏技」だったので、かなりハードに電話がかかってきたらしい。ちなみにファミマガは嘘の技、「ウソテク」を当てるクイズをやっているので問い合わせには答えられませんという逃げ口を作った。頭いい。

超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集

超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集

  • 作者: 山本直人
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/07/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



超実録裏話ファミマガ〈2〉弟雑誌続々創刊のスーパー秘話集第2弾

超実録裏話ファミマガ〈2〉弟雑誌続々創刊のスーパー秘話集第2弾

  • 作者: 山本 直人
  • 出版社/メーカー: アンビット
  • 発売日: 2012/07
  • メディア: 単行本



1989年のファミコン通信 (ファミ通BOOKS)

1989年のファミコン通信 (ファミ通BOOKS)

  • 作者: 田原誠司
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2013/08/08
  • メディア: 単行本


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