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待望の新電子書籍端末「全巻一冊」が面白い [自炊]

全巻一冊という電子書籍端末が発売されるらしい。
長編漫画1タイトル専用電子書籍端末、というコンセプトだ。

人気漫画家が考えた「ぼくのかんがえたさいきょうのでんししょせきたんまつ」に近いと前振りで紹介していたニュースサイトがあったのだが、そのあとに出てきた実物の写真を見て笑った。


<現実>
全巻一冊.png
ベゼルが分厚すぎる。
チープだ。
いつぞやのおせち事件みたいだ。
絶対このニュースサイトには悪意がある!(笑)

端末は35000円。
別途、漫画のデータを収録したSDカードの代金がかかる。普通に1巻の価格に冊数をかけただけの価格だ。機械が苦手で電子書籍端末初心者で、しかも金もってるオッサン向けという感じか。でも金持ってるならiPad Pro買って、普通に全巻買えばいいんじゃないかと思う。金なくても、Kindleファイアの10インチでも2万円しない。

プレビュー動画を見たが、描写がおっそい!
逆に早送りしないところは好感がもてるけども。

技術がないのでこれ以上薄くできなかったのだろうか。なんと電源は単四電池4本で、10時間しか保たないのだそうだ。厚みに開き直るため、隅っこは紙の本のようにパラパラできるというアホ仕様。これはすごい!

1タイトル専用漫画端末というコンセプトを諦め、SDカードを差し替えることで携帯ゲーム機のようにしてしまったことは利便性を高めたが、逆に製品としてのパンチを弱くしてしまったようにも思える。これで、わざわざつけたカバーの意味がなくなってしまった。カードを差し替えるたびにカバーまで付け替える人がどれほどいるのか。カバーはどこにどうしまえばいいのか。


散々バカにしてみたが、結構好きではある。
1998年に鈴木みそが漫画で紹介した、あの端末がついに出たという風にも錯覚してしまう。
でんしょ2.png
しかし見比べてみると、2004年に商品化されたものより退化してるかんが半端ない。
でんしょシグマ.jpg
appleやAmazonの人が見たら「オー、クレイジー!」とか言われちゃうんだろうなあ。


 

[まとめ買い] 北斗の拳

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  • 出版社/メーカー:
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[まとめ買い] 沈黙の艦隊 超合本版

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タグ:電子書籍
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ちょうど四半世紀前に描かれた4コマ。君たちはどう読むか? [心に残る1コマ]

「伝染るんです」を読み返していたら、恐竜毛生え説というのがあった。
これって、どういう風に読むべきなのだろう。
毛生え説.png
伝染るんですの連載時期は1990年〜94年。
問題の4コマは93年。最終巻である5巻に収録されている。

俺が子供の頃と、現在の学説はいろいろ違っている。
今や、恐竜に毛が生えてたかもしれない説はずいぶんメジャーだけども、それも結構最近になってからで、リアルタイムで伝染るんですを読んでた頃は間違いなく「そんな説ねーよ(笑)」というスタンスで読んでいたはずだ。今、初めてこの4コマを読んだ人は「ちょっと違うよ!(笑)」という反応だろう。

ウィキペディアで調べてみると、学者の間では割と昔から「毛が生えてたんじゃないか」という論争があったそうだ。「始祖鳥」の知識は子供の頃にもあった。裏付けとなる化石が発見されたのは95年だという。

吉田戦車がどういう意図でこの漫画を描いたのかはわからない。
結構頭の良い人という印象で、コラムも面白い。

 

伝染るんです。 文庫版 コミック 全5巻完結セット (小学館文庫)

伝染るんです。 文庫版 コミック 全5巻完結セット (小学館文庫)

  • 作者: 吉田 戦車
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: 文庫



[まとめ買い] 伝染(うつ)るんです。

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: Kindle版


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中の人などいなかった!1990年に社会現象を巻き起こした4コマ、吉田戦車の「伝染るんです」 [名作紹介]

吉田戦車の「伝染るんです」を電子化した。
不条理漫画の帝王、吉田戦車の名声を不動のものとし、社会現象を巻き起こした4コマ漫画だ。最近あまり吉田戦車の新作を読むことはないが、これは今読み返しても名作だと思う。
伝染るんです1.png

久しぶりに読み返してみると色々驚く。

意外と絵が上手い。
ちゃんと飛行機描いとる。
伝染るんです4.png
やはり軍人漫画描いてるぐらいだからか。

あと、あの名フレーズ「中の人」。
読み返してみると最後まで「下の人」だったので驚く。
上の人はあるけども、中の人は最後まで出てこない。

調べてみたら、同じ吉田戦車の「ゴッドボンボン」(1997年)が初出らしい。
伝染るんです2.png
「中の人」を商業誌でネタにした最初の作家は、俺の記憶では椎名高志のGS美神(ヨコシマンの回)だったと思う。

単行本を裁断してその内臓を改めて見返してみると、色々尖った装丁になっていることに気づく。白紙のページが何枚も続いたり、カバーの折り返しが変なところで裁断されていたり、2巻では同じ見開きが二回続いたり(ページ番号は正確)、その見開きが4巻でまた登場したりと、正直うざい。電子化する際には最初の白紙の二枚は除いちゃったりするのだけど、この伝染るんですの何枚も続く白紙ページは削除するべきかどうか迷う。
伝染るんです3.png
流通している文庫版や新装版、販売されている電子書籍はこの辺がどうなっているのだろうか。気になる。

 




[まとめ買い] 伝染(うつ)るんです。

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  • メディア: Kindle版


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サメに襲われるインスタグラマー!沼口麻子「ほほ命がけサメ図鑑」の帯はこれでいいのか!? [時事ネタ]

海外のインスタグラマーが、サメに噛み付かれて海中に引き摺り込まれたというニュースを見た。

これを見て思い出したのが、沼口麻子「ほほ命がけサメ図鑑」の帯のキャッチコピー。「人食いザメは存在しません」。読んでないけど、この世から人食いザメという言葉が無くなるまで頑張るというコメントをどこかで読んで、印象に残っていた。
人食いザメ.png
なぜ印象に残っていたのか?それは「サメに襲われたらどうするか」ということを、少年の頃から常に頭のどこかに置いて生き続けてきたからだ。このコピーを読んで、人生のテーマともいえるこの話題に終止符を打つときがきたのかもしれないと思った。

そんなところにインスタのこの事件だ。
詳しく読んでみると、このインスタグラマーも「サメって本当は人を襲わないんですよ」ということを表現したくて、サメがうじゃうじゃいる中で優雅に泳いでる写真を撮ろうとして、逆にインスタ映えする結果になってしまったとのこと。

サメにしてみれば戯れてみただけのようだが、手首には傷が残ったという。地主は「過去に餌付けされた可能性があり、指を餌と間違えたのでは」というコメント。インスタの女性は「15人分の力で思いっきり強く握り締められた感じがした。サメと泳ぐのはリスクがある」とか語っているとか。

気になって、「ほほ命がけサメ図鑑」の著者の記事を読み返してみた。

「「人食いザメ」なんてこの世に存在しない、と断言できる理由」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55713

>アメリカ人の死因を調べた統計調査によれば、1959年から2010年までの約50年間で、サメに襲われて死亡した人は26人。年間平均で0・5人ほどです。

死んでんじゃん!
でも落雷で死ぬより少ないのでセーフだと著者は語る。

>なぜなら、人がサーフボードにまたがって座る、あるいはパドリングをする姿を海中から見上げると、サメの好物であるアザラシやウミガメそっくりに見えるからです。

餌と間違われる奴はサーフィンなんかしてる奴らだからセーフという理論。

>「魚類最強のハンター」と呼ばれるホホジロザメでも、1ヵ月くらい獲物を見つけられず、腹を減らしてさまよっていることがあると聞きます。そんなときに好物らしき姿を見かけたり、美味しそうなにおいを嗅ぎつけたりしたら……。人がサメに噛み付かれる事件というのは、そういういくつかの偶然が重なって起きてしまうものなのです。

襲うのはお腹すかせてる時。しかもそれは偶然だからセーフという理論。

結局のところ、サメは基本的に臆病で、滅多なことで人は襲わないんだけども、映画ジョーズの影響で乱獲されて絶滅危惧種が増え、知る機会も減らされているので、どげんとせんといかんので、必要以上に怖がらないでね、という主張のようだ。人食いザメは存在しませんという強烈なキャッチコピーはちょっとやりすぎで、逆に誤解が強まるのではないかと思う。

もし「人食い人間は存在しません」というコピーの本があったら、まあ人間は普通人間食わないけども、頭がおかしくなったり、緊急避難的な場合だったら食うけど、それは例外だよなと思うだろう。「ほぼ命がけサメ図鑑」のコピーはそういう意味なのだろう。でもややアウトだと思うけど。。。

ソフトバンクのCMみたいにほぼ、人食いザメは存在しません」が正しいのではなかろうか。だいたい本のタイトルからして「ほぼ命がけ」だもんな。
人食いザメ3.png
人食いザメ対策で思い出すのが夢幻紳士
服を足につけて体を大きく見せると襲ってこないという。
いつか悪の秘密組織に人食いザメをけしかけられたら、これを試してみたいと思っていた。
人食いザメ2.png
乾電池を放り投げると、そっちを追いかけてゆくみたいな漫画もあったな。なんだっけ?

とりあえず、悪人にサメにけしかけられたらどうするか?というテーマは今後も考え続けていかなくてはならないようである。やれやれだ。

 

ほぼ命がけサメ図鑑

ほぼ命がけサメ図鑑

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: Kindle版


夢幻紳士 冒険活劇篇 コミック 全5巻完結セット (JA)

夢幻紳士 冒険活劇篇 コミック 全5巻完結セット (JA)

  • 作者: 高橋 葉介
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: 文庫



タグ:夢幻紳士
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情熱ある?発売間近の新刊レビュー! [新刊]

8/4
「キミのお金はどこに消えるのか」
中国嫁日記の井上純一がウェブで有料で公開していた「キミのお金はどこに消えるのか」を予約した。いやー、これ読みたかったんだけど、金かかるんで我慢してたんだよ。どうも1話100円って高く感じる。あれ?でも本で買ったらだいたい1話100円ぐらいになるか?むしろそれより高い?…まあ手元に残るしな。。。

8/9
「究極超人あ~る」10通常版
なんと新刊が!
震災の時に短編がスピリッツに掲載されたような記憶があるが、その辺をまとめて一冊分できたということなのだろうか。なんか豪華本みたいなのもラインナップされている。ちなみに所蔵の究極超人あ〜るはワイド版である。つまり、俺の電子書籍ファイルは4の後に10になるわけだ…。

7/18
「漫画家本vol.5 河合克敏本」
おお!河合克敏のムックが!
前、藤田和日郎とか島本和彦とか出てたっけ?そのシリーズか。最近「とめはね」を電子化しようと企んでいたのでタイムリー。デビュー作も掲載だって。以前、スピリッツでホラー漫画とか自転車日記漫画描いてたけど、あの辺は載らないのかな。つうか短編集出してくれ。

 

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情熱なき発売間近の新刊レビュー! [新刊]

最近あまり買ってる漫画の新刊出ないなーと思っていたら、ドカンときたよ。
注文した新刊のつぶやきレビュー。

こうしてみると情熱ないね俺。惰性で買ってる感じ。
電子化するときに中古屋で買い揃えた方が貯金はできるんだろうけども。
発売日にコーラとポテチを合わせて買って、ワクワクしていたあの日の俺はどこに。

7/19
「岸辺露伴は動かない」2
収録されてない話で覚えているのはランニングマシーンで対決するヤツとか、星と家族がどうのこうの。読めば面白いんだけど、あまり最近関心が湧かない。

7/23
「波よ聞いてくれ」5
家族の評判はすこぶるいいが、やはりあまり関心なかったりする。どうもラジオという舞台があまりハマってない感じがするんだよなー。ドラマ化まだー?

「ベアゲルター」4
沙村広明の新刊が2冊同時の登場。「無限の住人」路線だけども、今ひとつ。著者のファンだから買う感じ。

「会長島耕作」10
最近、モーニングでもやってるのかやってないのか。立ち読みもあまりしなくなったので分からない。

「ハイポジ」4
今回の中では一番楽しみかもしれない。が、知人の評価は今ふたつ。過去編に出てきた人たちが現在どうなっているのかという答え合せが見たいんだよなあ。金妻とか、姉ちゃんの恋人とか。

8/8
「弱虫ペダル」57
長すぎてクラクラ。ですが、2年目もクライマックスに向けて盛り上げてきてますね。スカシがキモォの子に勝てるのか気になります。立て札吹っ飛ばすのはナシだろうと思うが、今更でしょうか。刃牙の新シリーズはいつ始まるのだ?

8/9
「進撃の巨人」26
時代が未来編みたいなことになって、よく分からなかったものが更によく分からなく。大ブームを巻き起こした頃のファンはどれぐらいついてこれてるんでしょうか。

8/17
「MAJOR2nd」15
野球が好きなわけでもない俺が、なんかよく分からないけど、なんか毎回読んで満足感がある。

「はじめの一歩」122
また更に長引きそうなセコンド編。しかしちょっと面白い。ちょっと書きたいことがあるので、そのうち書くのかもしれない。作品がしっかりゴールに向かってるのかという不安を抱えて読まなければいけないのが現在のこの漫画の欠点だ。

「プレイボール2」4
繰り返すけども、野球はほとんど漫画でしか触れたことがない。幼い頃の「キャプテン」と「ファミスタ」の知識がベースだ。だが、この漫画は面白いと思う。作者のこだわりが伝わってくる。

8/23
「学生島耕作就活編」3
60過ぎの母がえらく気に入っているこのシリーズ。やはり懐かしさがあるらしい。俺は「枯れとるなー」としか思わないけど。


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サリンより強力な宗教兵器はカネ。なぜ巨大教団をメディアは批判しないのか?弘兼憲史/猪瀬直樹の「ラストニュース」 [名作紹介]

オウム真理教をモチーフにした「ラストニュース」の話の掴みが興味深い。
以下に引用する。

巨大教団1.png
「ちょっと訊くが吉岡、テレビでこれまで神世学会や立証講などをはじめとする巨大教団を批判的にとりあげたことがあったか。」
「え?あの…そういえば あのう ないですねえ…」

巨大教団2a.png
「おまえ、今までそんなこと考えたこともなかったろう。」
「はい、そ、そうです。」
「確かにテレビ局は巨大宗教団体についてはやりませんね。でもそれは新聞社も同じことではありませんか。」
「そうだ。なぜだと思う?」
「ええ、ひとつは巨大教団が、もしテレビ局なら番組を提供しているクライアントのところにあるいは新聞社ならたくさん広告を出広している会社に押しかけられたら…これは大変ですよね。そして、提供スポンサーの商品の不買運動でも起きたら…」
「それで弱腰になりいつの間にかテレビや新聞などのメディアではタブーとされてしまった…そういうことです。」

巨大教団3.png
「ではなぜ週刊誌ではとりあげることが出来るのか…誰か答えられる者はいるか?」
「昔は週刊誌でもやらなかったがある時から週刊誌では解禁になった。」
「どうしてですか?」
「その理由について確かなことはただひとつ、週刊誌の部数は多くて百万部にすぎない。しかも、買いたくないやつは買わなくてもよい。ところが新聞は一千万部近いし宅配ですからね。テレビも視聴率一パーセントで百三十万人にもなるし、スイッチをひねると宅配といっしょだ。そこのところが週刊誌とは違う。」

巨大教団4.png
「でもそれでも週刊誌が可能でテレビや新聞が不可能という理由にはならない。」
「……」
「……」
「……」
「何故なのか…実は正確なところは誰にも説明出来ないんだ。そこで「ラストニュース」でこのタブーに挑戦してみることにしたわけだ。」

 
…という掴み。
結局のところ、作中でも明確な答えは出ない。


TVを見ていて、初めて見たCMで感動したら創価学会のCMだったので感動を返せ!ってなったという体験をしたことがある人も多いと思う。宗教団体のCMは良いものが多い。何故か。カネ持ってるからだ。時々、妙に作画が良さげなんだけど、全然話題になってないような劇場用アニメーションがあるなと思ったら、宗教団体が作ったものだったりする。

一時期、ラジオ番組をよく聞いていることが多かったが、宗教団体がスポンサーの番組が多い印象だった。ラジオは広告効果が低く、局も赤貧に喘いでいる。今やテレビもネットに押され、じわじわと広告が減っている。宗教団体のCMは今後もっともっと増えていくだろう。最近は一企業の宣伝番組をゴールデンに放送するぐらいだ。ドキュメンタリー番組だと思ったら、怪しげな健康食品の宣伝だった、というパターンも多く見かける。とにかく放送局はカネが欲しい。なりふり構ってはいられない。

このままいくとどうなるか。
町山智浩の本などで、アメリカの宗教団体がメディアを持って大暴れしてるエピソードがよく出てくるが、あんな感じになるのかもしれない。

 
蒼天航路で、初期の敵であり、武装蜂起した宗教団体「太平道」について曹操がコメントを述べる場面がある。
巨大教団5.png
「張角が武と結託せず人の心だけを戦いの道具としていたら 2千年の後にも彼の名は残ったであろう」
「しかし鍬を持つ手に武器を持たせた時 すなわち黄巾の賊と化した時 天の理から離れたのだ」

サリン事件を起こさなかったら、今頃オウム真理教は当時よりももっと莫大な信徒を抱えていただろうと思う。サリンよりももっと凶悪な兵器はカネだ。それがわからなかった麻原彰晃は愚物としか言いようがない。

しかしその愚物を崇める団体は、再び信徒をじわじわと増やしている。愚物は亡くなったが、小林よしのりの予言した未来が来る可能性は年々高まっている。
巨大教団6.png
巨大教団7.png
小林よしのりは法の力でごり押ししてでも叩ける時に叩き潰しておくべきだとサリン事件当時語っていた。それに反対した知識人たちは、身内を守るためにはヤクザなことでも何でもするという気概が無かった。

 

[まとめ買い] ラストニュース(ビッグコミックス)

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[まとめ買い] 蒼天航路(モーニングコミックス)

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坂本弁護士拉致事件と地下鉄サリン事件の中間の1992年、漫画はオウムをどう書いたか?弘兼憲史/猪瀬直樹「ラストニュース」 [名作紹介]

前回紹介した「ラストニュース」には、まんまオウム真理教をモチーフにした話が出てくる。1巻に収録された9話のうち、6話がこの話だ。
信仰の基本1.png
ラストニュースが信者数100万人を超える新興宗教団体の教祖に逮捕歴があると報道したところ、信徒たちがTV局に文句を言いに押し寄せる。

この反応に手応えを感じた主人公の日野プロデューサーは部下に逮捕の詳細の調査を指示。ところが部下は暴漢に襲われ、意識不明の重体に陥る。まだ地下鉄サリン事件の前の話だが、ある程度危険なことをやらかす団体というイメージはあったらしい。
信仰の基本2.png
単行本が出版されたのは1992年。
アーチャリーの「止まった時計」によると、吉本隆明という有名らしい評論家が麻原彰晃を絶賛したのがこの年なんだそうだ。ちなみに前年がどんな年だったかというと、TVドラマ「東京ラブストーリー」が大ヒット、ジュリアナブーム、宮沢りえの写真集が話題だった年。「朝まで生テレビ」に麻原彰晃が出演したのもこの年なんだそうだ。89年に殺された坂本弁護士一家は、どんな気持ちでオウムに寛容な世間を見ていたのだろうか。

 
正直、この話あまり好きではない。
レスバトルに勝利して終わるからだ。
論破できるというのがそもそも思い上がりっぽくて嫌だ。
そのうち詳しく書きたいが、そもそも宗教にはそういうところがあると思う。
信仰の基本3.png
キーマンになる住職の「人を許す、これが信仰の基本です」というセリフとコマはよくわからんけども「じーん」とくるものがある。

このセリフに麻原彰晃をモチーフにしたキャラクターは涙しながら跪き、自戒を始めるのだけれども、モチーフになった人間が実際にした最も大きなことは国家転覆を狙った毒ガス事件だ。百歩譲って作家がこの展開を思いついたとしても、リアリティを出すのは困難だろう。ある意味、幼稚園児的な発想と行動だ。論破できるという発想は、その人がいるコミュニティの狭さの表れなんではないかと思う。そういう意味でラストニュースのオチは根本の問題を矮小化し、逆にオウムに対し多少なりとも好感を持たせる結果になってしまっている。

 
ところでラストニュースのこの話、つかみが非常に面白い。
次回はそこを紹介したい。
信仰の基本.png

 

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遺灰争奪戦!麻原彰晃が死刑直前に語ったこと [時事ネタ]

うーむ、麻原死刑、とんでもないことになっとるなあ。
まさかの、死刑直前に遺言を残していたとは。
やっぱり詐病だったということ?

頭がおかしくなった麻原彰晃を治療せずに処刑すれば、事件の真相は永遠に闇に葬られてしまうとか、アーチャリーがよく言っていた。自分らにとって都合の良い展開になるまで真相は闇の中と言い続けるつもりなんだろうなと思って聞いていたら、こないだ車のTVつけたら民法がその路線で番組作っていたので驚いた。

それがまさかの遺言残し。
しかもアーチャリーと敵対しているという四女に遺体を引き渡すという内容だという。いまだに父を立派な宗教家だと慕い、露出しまくってるアーチャリーを差し置くという皮肉。政治的に利用されないための陰謀だとアーチャリーは言う。

もちろんその可能性はある。
駄菓子菓子、麻原彰晃が一切に無反応になっているという状況がこれだけ広く周知されていて、そんなストーリー作るかねえという疑問がある。音声とか録音していないのだろうか。法律的に問題あるのかもしれんが、これだけの大事件なのだからさ。大事件だからこそ、ゴリ押ししてしまうものなのかもしれない。

 
遺灰をどうするかという話で思い出す漫画は、弘兼憲史作画、猪瀬直樹原作の「ラストニュース」。米軍が東條英機を処刑する日を当時の皇太子の誕生日である12月23日にしたのは意味があった、という話がある。死後、崇め奉られることの無いように、神経を使って処理されたという描写がなされている。
遺灰2.png
米軍が去った後に日本人が数人出てきて残った遺灰をかき集めるシーンがある。フィクションなのだろうが、リアルだ。年々じわじわくる。
遺灰1.png

オウムに暗殺されかけた小林よしのり氏は今回の死刑執行を受けて、SPA!でオウム事件のことをまた描くという。すごい楽しみだ。

 
[まとめ買い] ラストニュース(ビッグコミックス)

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月曜日にモヤモヤする、いとうみきおの「月曜日のライバル」 [この人気漫画が面白くない]

月曜日になると、「あ、ティーバーで『探偵ナイトスクープ』見なきゃ。」「『キン肉マン』と『超人様』読まなきゃ」となるのだが、「あ、時々更新されてる『月曜日のライバル』」読まなきゃとも思う。

「月曜日のライバル」1巻が出た。
知人に勧めて見たら、パラパラ読んで「表情が死んでんな」とのコメント。
確かに硬いんだよな。
これだけキャリアが長くてコレということは、多分直らないんだろうけど。

 
今朝、更新されてるかなとサイトをのぞいて見たら、本日更新のようだけどまだアップされてなかったので、前回の話の第8話を読み直す。

8話はチーフが抜けてイラつく和月伸宏と、それに反抗する武井宏之が一触即発の状態になるという展開だった。シャーマンキングをあまり読んでないので、しあわせのかたちでしか武井宏之のキャラを知らないので、こんな武闘派なノリの人だったとは意外だ。「返事しないとどうなる?」はヒリヒリする良いセリフだった。実際に言ったのだろうか。想像してしまう。
鉱脈1.png

 
この8話はなんか変な読後感がある。
作画のクオリティアップのために手段を選ばなかった和月宏伸に反発した武井が、主人公のいとうみきおに諭された上に彼の秘めた才能を感じるという構成。

しかし武井の「仕事場での待遇改善を望んだ」というセリフが昨今の「漫画アシスタントの仕事は労基法違反」というニュースを連想させてしまい、小骨に引っかかる感がある。結論が、「プロになったら同じことをするかもしれないから免罪符になる」なのも労基法問題に対する答えと合致しているようで生々しい。それなら陳腐でも「全国のちびっ子たちが楽しみに待ってるんだ!作画の妥協はありえないぜ!」の方が読後感がよかったのでは。
鉱脈2.png

同じような話は島本和彦の「燃えよペン」にもある。こちらはなんか男らしい感が出ている。
鉱脈4.png
 
この漫画はもっとブラックジョーク全開に攻めてくるのを期待していたが、色々中途半端で残念に思うことが多々ある。

この漫画には鉱脈が2つあると思う。

●漫画家としてリアルで失敗した(と世間一般には思われているであろう)作者が主人公なのに、秘めた才能を感じさせる主人公という少年漫画のフォーマットに落とし込んでいるというギャグ。

●リアルでは児ポに引っかかっている人物を、人格者的ポジションに設置せざるを得ないギャグ。

どちらも中途半端だ。
今回の和月が人によって態度を変えているという描写、武井がいとうを認めるシーン、どちらも面白いのだが、掘り出し方が全然期待にそぐわない。もっと掘れるでしょ!と思うと歯がゆい。そこが鉱脈だと作者が思ってないのかもしれない。

8話も「免罪符」というまとめ方をするなら、労基問題をもっと前面的に押し出した上でそういう結論にした方が、コンプライアンス的にはアウトだけども、心情的には共感できるし、「この漫画がすごい!」と感じたと思う。

 
鉱脈鉱脈言っていたら、「風雲児たち」の平賀源内を思い出す。
鉱脈3.png

 

このマンガがすごい! comics 月曜日のライバル メガヒットマンガ激闘記 1 (このマンガがすごい!Comics)

このマンガがすごい! comics 月曜日のライバル メガヒットマンガ激闘記 1 (このマンガがすごい!Comics)

  • 作者: いとう みきお
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2018/06/22
  • メディア: 単行本



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