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腐女子に支持された「高速戦隊ターボレンジャー」!鈴木武幸の「夢を追い続ける男」4 [シリーズ]

鈴木武幸「夢を追い続ける男」の第4回。

今もそうなんですけど、「冒険した翌年は手堅いことをやる」ということを繰り返して、スーパー戦隊シリーズは徐々に表現の幅を広げてきました。前回のバイオマンは攻めたので、その次の「電撃戦隊チェンジマン」は手堅い戦隊になります。ちょうどこの頃の自分は、いわゆる「卒業」する年頃になったのか、守りに入った戦隊に興味が持てず、徐々に戦隊から遠ざかることになります。

 
「夢を追い続ける男」を読んでいて面白いのは、バイオマンのあたりから巨大ロボの5体合体を模索していて、それより3作後の「光戦隊マスクマン」で実現しているところです。技術的には可能だったものの、価格の面から難しいと毎年試行錯誤していたことが書かれています。

フラッシュマンあたりからサポートロボが登場し、今やとんでもない数のロボットが毎年出てきていて、全部揃えられる子供がいるのかとか親の出費とか色々気になってしまいます。こんな無茶はきっとスポンサーの圧力なんだと長いこと思っていたのですが、『常に刺激を与え続けないと子供はすぐに飽きてしまうから』という鈴木Pの強い危機感から来たものだったと本を読むとわかります。

日本で生まれ、アメリカから逆輸入されたトランスフォーマーなどの脅威も感じていたそうです。蛇足ですが、この頃の「何体合体できるか競争」の苛烈さというものを、子供ながらにひしひしと感じていました。文字通り6体が合体する「六神合体ゴッドマーズ」が1981年。その翌年には「機甲艦隊ダイラガーXV」で文字通り15体が合体するというインフレっぷり。さすがにみんなバカバカしくなったのか、数を競うのはダイラガーXVで打ち止めになりました。

 
さて、この頃戦隊から遠ざかる自分とは裏腹に、もう少し年齢を重ねた腐女子のお姉様方の中には戦隊を同人誌で描く人が現れます。

プロ同人誌「アニパロコミックス」(昭和62年アニパロコミックス3月号)で藤田わか「フラッシュマン」をネタにします。
流れ星1.png
藤田わかはそれまで「ジャスピオン」や「メタルダー」など、他の連載陣が取り上げないマイナーな特撮ネタを扱ってきましたが、戦隊そのものを主題にしたのはここが初めて。
アニパロ11c.png

藤田わかは2年後にアニパロコミックスの別冊「JUNIOR10」で「高速戦隊ターボレンジャー」を取り上げます。

ターボレンジャーは本誌「アニパロコミックス」でも人気作家のやぎざわ梨穂が35号と37号の二度にわたって取り上げました。
流れ星2.png
ターボレンジャーは初の高校生戦隊で、若さを売りにしているぶん女性人気が高かったのかな?

が、当時の自分は、なんかコスプレっぽいと思っていました。ウィキを調べてみるとキャストがほぼ成人です。それでも、これまでの戦隊と比べると若かったのでしょうけども。

ライバルキャラクターに「さすらい転校生・流星光(ながれぼしひかる)」とかいうのがいたんですけど、どうしようもないぐらい昭和な感覚だなと、当時絶望したのを覚えています。
流れ星3.png
すでに平成元年でしたけど、70年代の劇画の感覚ですよね。。。

 

夢を追い続ける男

夢を追い続ける男

  • 作者: 鈴木 武幸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ポピー 超合金 機甲合体ダイラガー ダイラガーXV 完品

ポピー 超合金 機甲合体ダイラガー ダイラガーXV 完品

  • 出版社/メーカー: ポピー
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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初のジェンダフリー戦隊の女子が逃亡!「超電子バイオマン」。鈴木武幸「夢を追い続ける男」3 [シリーズ]

元東映プロデューサー鈴木武幸の「夢を追い続ける男」
シリーズ第3回は「超電子バイオマン」

8作目の戦隊ということで、色々とマンネリ打破を狙っている。象徴するのがポーズ。
それまでの力感あるものだったのが、バイオマンでは力の抜けたスタイリッシュで幾何学的なポーズになっている。
バイオマン1.png

鈴木Pは最終的に新要素は20項目にのぼったと書いている。
「〜戦隊」とつかない。さらに隊員名が「戦隊名+色」ではなく、レッドワン、グリーンツー、ブルースリー(!)というように「色+番号」で法則づけられている。敵怪人も5人戦隊。それぞれにセコンドのような幹部が5人おり、毎回1匹が代表してバイオマンと戦うという内容になっている。
バイオマン3.png
(超人機メタルダーのムックに掲載されたバイオマンネタ)

さらに初の女子2人戦隊となる。
これにはメインターゲットである男子児童にそっぽを向かれると危惧したおもちゃメーカーから反発があったものの、女子児童の需要もあるはずと踏んだプロデューサーが強行。結果、その年のキャラ版権では2位を獲得し、戦隊はヒットメーカーとして不動の地位を築くことになったのだそうだ。

ところがこの女子の一人が空前絶後の前代未聞なトラブルを起こす。
イエローフォー役の女優が突如失踪したのだ。
バイオマン2.png

結局のところ著書では真相は名言されていないのだが、いまだに大変お怒りになっているのが伝わってくる。なんでも失踪が明らかになったのは鈴木Pの父の葬儀の最中だったらしい。つじつま合わせに奔走したことが本に書かれている。

バイオマンは主題歌も好きだ。

俺は宮内タカユキのファン。本書では歌手には触れられていないが、作詞家の康珍化について語られている。よく見かける名前だが、読み方がずっと分からなかった。「かんちんふぁ」と読むそうだ。在日二世なんだと。予測検索に出てこないが、本当にあっているのだろうか。

普通、歌詞は原稿用紙に書かれ提出されるものなんだそうだが、バイオマンの歌詞は宇宙から見た地球の絵をバックに書かれていたという。やはり売れっ子になる人は違うなという感じだ。

あまり作詞家、作曲家に興味が行かないのだが、調べてみると康珍化は「仮面ライダーBLACKRX」「未来警察ウラシマン」「巨人ゴーグ」「さすがの猿飛」など、俺の好きな特撮、アニメソングの作詞を手がけていた。あと「ウルトラマンガイア」の主題歌などは、本編見ていなかったがその歌詞にやられて愛聴しているぐらいである。

ちなみに手がけたアニメソングで最大のヒットは「タッチ」なのではなかろうか。


 

夢を追い続ける男

夢を追い続ける男

  • 作者: 鈴木 武幸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1984 超電子バイオマン (講談社シリーズMOOK)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/01/24
  • メディア: ムック


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爆発する半袖戦隊「科学戦隊ダイナマン」。鈴木武幸「夢を追い続ける男」2 [シリーズ]

「夢を追い続ける男」を読みながら、過去の東映ヒーローを振り返るシリーズ。
第二回は「科学戦隊ダイナマン」だ。

本を読んで、長官役が島田順司だったことを知った。
1日に10話見るほどに最近ハマった白黒TV時代劇、「新撰組血風録」の沖田総司役だった人だ。

 
さて、ひたすら爆発推しのこの戦隊。
子供の頃、児童誌テレビマガジンだったかてれびくんだったか、テレビランドだったか覚えてないが、パロディ漫画がやたらツボにハマったことを覚えている。二頭身のダイナマンがひたすら爆発して全員ボロボロになるとか、そんな漫画だったと思う。いつかまた読みたい。この漫画について詳しい情報を知っている人がいたら教えて欲しい。。。

毎年新しい戦隊が発表され続けているが、児童誌の来月号予告でそれが明らかになるのが当時は楽しみで仕方がなかった。後で気がついたのだが、ダイナマンだけは予告カットとデザインが違っていて、ずっと不思議でいた。直前で変更があったらしく、マスコミ向けのお披露目も二度行っていると本に書いてあった。

ウィキによると、最初は「野球戦隊Vリーガー」という野球モチーフの企画で進んでいたらしい。5人戦隊なのに野球モチーフってなんやねん、キュウレンジャーでやれや、とか思ってしまうのだが、当然野球モチーフにすることで色々齟齬が出てきたらしく取りやめに。

ダイナマンにはその名残が色々と残っているようだ。マスクのデザインも、野球帽のつばをイメージしてるんだなと納得する。最初の撮影会では胸にチームロゴが入っていてユニフォーム然としていた。これが俺が児童誌の予告で見た没デザインだったのである。戦隊唯一かどうかは面倒なので調べないが、半袖なところもユニフォームの名残である。面白い。

こないだ主題歌を聴いていた時にふと思ったのだが、拍子木みたいな音は金属バットで硬球を打つ大人のだろうか?そういえば「燃えろ火の玉!」とか言ってるしな。。。

爆発以外のダイナマンの特徴として、デザイナーに出渕裕を招き、アニメ的な要素を取り入れたことがよく語られている。

失脚して退場するメキド王子が、ダークナイトとして復活するくだりが非常に燃えた。デザインもかっこいいのである。大槻ケンヂのメイクって、メキド王子と関係あるのかなって長年疑問なのだけれどもどうなのでしょうか。いうほど似てないか?

ちなみに当時はサンライズロボットアニメと戦隊ヒーローによるスーパーヒーロータイムだったのだが、ダイナマンとペアだった「聖戦士ダンバイン」にもライバルキャラが失脚した後、黒騎士となって復活するという、おんなじことをやっていた。それに気づいたのは今さっきである。


メキド.png
(画像は「テレビマガジンヒーロー大全集」より)
 

夢を追い続ける男

夢を追い続ける男

  • 作者: 鈴木 武幸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/12/02
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スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1983 科学戦隊ダイナマン (講談社シリーズMOOK)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
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意外と漫画に取り上げられていた「大戦隊ゴーグルV」!鈴木武幸「夢を追い続ける男」1 [シリーズ]

「夢を追い続ける男」を購入して読んだ。
東映のスーパー戦隊プロデューサーだった、鈴木武幸氏の回想録だ。
特撮の裏話がもちろん面白いのだが、むやみに敵を作らないプロデューサー的な物言いが勉強になる。世渡りを考えている人には必読の書かもしれない。

鈴木武幸氏は戦隊ではサンバルカン(81年)からオーレンジャー(95年)の長きに関わっていたそうだ。他にもアクマイザー3、がんばれロボコン、アニメでは闘将ダイモス、未来ロボダルタニアスなどを手がけている。アメリカで大ヒットしたパワーレンジャーも、この人が窓口になった様だ。

誰もがそうだと思うけども、東映ヒーローにはそれぞれ思い入れがある。
今回から数回に分けて、それぞれ語って行こうと思う。

まずは大戦隊ゴーグルVから。
いきなり前言撤回する様だけども、実は俺はこの作品には余り思い入れがない。

サンバルカンとダイナマンという、個性の強い戦隊に挟まれ、イマイチカラーが薄いというのがこれまでの印象だった。まず名前が悪い。ゴーグルってなんやねん。スキー用品か。そもそも戦隊はみんなゴーグルつけてるので、名前からキャラが想像つかないのがイカンと思う。そういう意味ではファイブマンも嫌だ。ゴーグルVは新体操を武器にする戦隊というのが特徴なのだが、そっから何か別の名前をつけてあげられなかったもんですかね。

そんなゴーグルVだが、漫画には結構引用されているのである。
自分ははなたれ小僧だったが、当時すでに立派な社会人していた視聴者にはインパクトのあった作品なのかもしれない。

中津賢也の「ふぁいてぃんぐスイーパー」では闇討ちする暴漢がゴーグルVのお面を被って登場する。
ゴーグルV.png

桂正和の「ウイングマン」ではゴーグルVが新体操をやっているという理由で説得され、主人公が新体操部に入部する。
ゴーグルV2.png

島本和彦の「アオイホノオ」ではゴーグルVの初回を仲間と一緒に見るシーンがある。
ゴーグルV3.png

ちなみに、このゴーグルVのピンクと、島本和彦の対談企画が過去にあったらしい。


これは漫画でも触れるのだろうか。

ちなみに所有しているテレビマガジンヒーロー大全集によると、最初は早坂あきよという女優がゴーグルピンク役だったそうだが、放送直前に急遽降板したのだそうだ。
ゴーグルV5.png
 
他にも「こち亀」やら「究極超人あ〜る」やら、ゴーグルVが登場する漫画は色々あるようだが、とりあえず自分で見つけたものだけ紹介してみた。

 

夢を追い続ける男

夢を追い続ける男

  • 作者: 鈴木 武幸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



夢を追い続ける男

夢を追い続ける男

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/12/02
  • メディア: Kindle版


スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1982 大戦隊ゴーグルV (講談社シリーズMOOK)

スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1982 大戦隊ゴーグルV (講談社シリーズMOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/02/25
  • メディア: ムック


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まるで「拳児」の世界だ?中国のショッピングモールで中国拳法vsテコンドー!! [時事ネタ]

こないだテコンドーと中国武術の乱闘があって、テコンドーがボコボコにされるという事件が話題になった。正直、ノリたくない話題だった。

俺はどちらかといえば右寄りの思想だが、隣国とは必ず揉めるものなので批判材料は選ばないと、それこそ時浦の安倍総理はゲリピー発言みたいな軽蔑されるしょうもないレベルに陥ってしまう。

が、周囲から結構このことを聞かれるのでしょうがないのでニュース記事や動画を見てみることにした。

で、なんというか、まるで「拳児」の世界なんだな。
中国の同じショッピングモールの中にある2つのジムが、顧客の取り合いで揉めたんだそうな。
テコンドー4.png

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中国拳法がテコンドーのジムの前でビラを配っていたので、止めようとして乱闘に発展したと。そりゃあ揉めるわな。これ以前からこじれていたのかもしれないので、一概に中国拳法が悪いとも言い切れるほどの情報がない。

テコンドーは中国拳法よりも弱いのか?と聞かれる。
まあそれは弱いと思う。
テコンドーは手が使えないからだ。
全く同じ人間が二人いたとしたら、手を縛られてる方が勝てるわけがない。

昨年末だったか、キックボクサーの那須川天心がボクサーのメイウェザーにボコボコにされて話題になったが、あれはボクシングルールでやったためである。

蹴りが使えればまるで間合いも変わってくるし、練習したことのない技術、経験したことのないダメージをメイウェザーは体験することになる。試合もまるで違ったものになっただろう。

ただ、テコンドーの技術体系は中国拳法よりも優れているとは思う。
テコンドーは実戦があるが、中国拳法は実戦がないからだ。
中国の格闘技大会を見たことがあるが、単なるキックボクシングで中国拳法の香りがなかった。現時点では実戦で取り入れるべきものがないのだろう。

カポエラならどうかと聞かれた。
カポエラは格闘技ではなくダンスだが、ダンサーは強いらしい。ブルースリーもダンサーとは喧嘩するなと弟子を戒めていたという話がある。体も柔軟でなければ出来ないし、両手で体全体を支えられるフィジカルもある。喧嘩したら、そりゃあ強いだろう。

そういえば昔「リングの魂」というTV番組で、中国拳法vs極真空手というのがあったのだが、まあ見た目からして空手家の圧勝だった。

空手家は、先輩から問答無用でぶん殴られて「押忍!」としか言えないような世界で揉まれている連中だ(偏見?)。一方中国武術の人たちはオタクっぽい。。。

 
格闘技ジムを見てきたのも数件程度の知識だが、日本では近所のジムと極力関わり合いにならないようにして争いを避けている印象がある。こういうトラブルは、まだ中国の民度がまだまだなんだなという風に見える。

コンビニや家電量販店がライバル店の目の前に出店してくるというのはよく見るが、例えばフィットネスジムだったらそういう展開をするのだろうか。ゴールドジムvsコナミスポーツクラブとか興味深い。ゴールドジムはガチっぽいが、コナミは法律を駆使してうまいこと戦いそうだ。

 
拳児2は7月発売!


[まとめ買い] 拳児(少年サンデーコミックス)

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: Kindle版



拳児2 (サンデーうぇぶりSSC)

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  • 作者: 佐藤 敏章
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/07/12
  • メディア: コミック


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吉田豪の「SPA!はオッサンしか読まない雑誌」発言に、イケてる若者が読む雑誌と思い込まされていた俺が衝撃を受けた話 [心に残る1コマ]

こないだ雑誌「SPA!」が炎上した。
「ヤレる女子大学生ランキング」という企画が女性蔑視だとして注目されてしまったのである。

これに関して、吉田豪が動画で「オッサンしか読んでない雑誌」と言っていて衝撃を受けた。

そうなのだ。
なんか最近、週刊大衆っぽさをSPA!には感じていた。
そのうち「処女探し」とか「パンツを見せてくれた女の子は誰?」とかの昭和の企画をやりそうだなと思っていた。

よくよく考えてみれば20代の頃から読んでいて、今や逃げも隠れもできない(少し出来る)オッサンに俺もなってしまった。読者だって一緒に歳をとる。渋谷直角が「さよならアメリカ」でオッサンと若い女の恋を描いていて斬新だと思ったが、そりゃあ読者層を考えたら、自然とそういう漫画になって当たり前だ。

とんでもないことに気が付いたのだが、俺はSPA!をイケてる若いヤツが読んでる雑誌と思い続けていた。よくよく考えてみたら、全然そんなことはない。若い奴が読んでるとこなんて見たことないし、話題を振られたことも一切ない。

SPA!がイケてる若いヤツが読む雑誌だなんて、俺はなんでそんな勘違いをしてしまっていたのか。

ちなみにもともと俺はSPA!を熱心に読んでおらず、今ではゴーマニズムと「ひろゆきの炎上日記」しか読まない。昔は恋愛特集記事とか読んでいたが、あまり実用的だとは思えなかった。

 
ある日、俺がSPA!をイケてる雑誌だと20年思い込ませた漫画を発見した。
きたがわ翔の「C」だ。
こないだ買い直したので読み返したのだが。

「C」は数巻ごとにストーリーと作画のタッチを変えるというコンセプトの実験的な漫画。一貫しているのは「コンプレックス」をテーマにしていること。

その最初の話「男性失格」の主人公が雑誌のカリスマ編集者で、そのことをチラつかせば女がホイホイ寄ってくるのである。その雑誌の名前が「UP!」。「SPA!」がモデルになっているのは間違いない!
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「C」の連載が始まったのは1994年なので四半世紀前。
そりゃあSPA!が週刊大衆化してしまっても無理はない。。。

ところで「C」は作画にこだわっているだけあって、今読んでも良い絵だなと思う。「男性失格」はリアルタイムで読んでいて過去作品を脱しきれていないワンパターンな漫画だと思っていたが、読み返すと作画が細かいところまで神経が行き届いていると唸る。

「C」第二編の「マゼンダハーレム」は耽美な世界を描いていて、作品を象徴する傑作短篇だと思う。当時、友人がこの漫画を気に入り、流行っていたゲームの「タクティクスオウガ」のチーム名を「マゼンダハーレム」にしていた。

第三編の「モンロージョーク」はポップなコメデイを目指している。これもお気に入りである。この中の「セッケンの香りがする女の子が好き」というセリフはなんか自己愛に溢れているようで印象的だ。「あせとせっけん」という漫画を紹介するのに引用させてもらった。というかこのために買い直した。

最終章はなぜか野球漫画に挑戦している。これがよくわからない。

 
きたがわ翔は中学生の頃、「ナインティーン」を勧められて読み始めた。「BBフィッシュ」はよくわからなかったがエロかったのが良かった。「C」のあとは「ホットマン」で反町隆史主演でTVドラマ化され大ヒット。ホットマンも面白かったのだが、なぜか途中できたがわ翔が嫌いになってしまい、それ以降の作品は一切読んでいない。

嫌いになってしまった理由がよく思い出せないのだが、それもいつか思い出すのだろうか。

ちなみに俺が読んでいたきたがわ翔の4作品のうち、Cは唯一ウィキペディアに項目がない。
 

SPA!(スパ!) 2019年 5/21 号 [雑誌]

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  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2019/05/07
  • メディア: 雑誌



C 全10巻完結 (ヤングジャンプコミックス)  [マーケットプレイス コミックセット]

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  • 作者: きたがわ 翔
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: コミック


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「八神くんの家庭の事情」以上の改変!「空母いぶき」の結末は佐藤浩市による土下座外交? [実写映画化希望!]

炎上する佐藤浩市と映画「空母いぶき」だが、前回とんでもないオチがついた。
なんと映画の結末は、危機一髪のところ中国に助けられて終わるというのだ。
どこまで本当の話なのかわからないが、はっきり言ってやりかねないと思う。

どうりで妙に映画評論家が褒めると思った。
最初から劇場で見る気は無かったが、あまりにも褒めてるので、そんなミリタリー描写がすごいのか知らん?と、ちょっと興味を惹かれてしまったぐらいである。

そもそも映画化にびっくりしていた。
中国との戦争を、ベストセラー漫画家が漫画にしてしまうだけでもすごいのに、それを映画にしようというのだ。こんなマジックがあったとは。映画関係者すげえ。この手段の選ばなさすげえ。

それを掲載誌が諸手を挙げて宣伝。
原作者も大人のコメントを発表して一応お墨付きを与えた形になる。

何も知らない読者が足を運んでどう思うか。
まあ死ぬほど繰り返されてきた話ではありますけども。
 

佐藤浩市の話ですが、安倍総理を揶揄したのはいいけれど、映画の構成から言って、カッコ良く終わる役割のはずである。原作ではモデルでもなんでもないのにわざわざ映画版で安倍総理をモデルにすることで、逆に安倍総理の印象を良くしてしまうのはいいのか?と思っていたのだが、そういう話になると映画版の垂水総理が映画では最後どういう扱いになるのか見えてくる。

中国の偉い人と握手!
アジアは共に助け合わなければなりません!
そんなセリフと共に。
うーん、とってもいい映画だ。

あと土下座して交渉するとか(プリーズ!と言いながら)。人民解放軍のトップの靴を舐めるとか。汚職が発覚して政権交代が起こって心労から病院送りになって退場とか。そんなパターンも考えましたが。
プリーズ1.png
 
話は変わるけども、昔「八神くんの家庭の事情」という漫画があって、それがTVドラマ化される時にものすごい改変があって衝撃的だった。老化しない美少女のお母さんに思春期の高校生息子がドギマギしてしまうというコメディなのだが、TVドラマはどういう経緯があったのか、単なる「奥様は魔女」になってしまった。何を言ってるのかわからねーだろうが俺もわからない。家庭のトラブルを魔法で解決!ホームドラマ、という部分しか共通点がなくなってしまったのだ。

ドラマ制作をする過程で急遽、近親相姦ネタはスポンサー的によろしくないという話になってしまったのだろうか。しかし主演は夏木マリ、当時41。妖艶で、原作のイメージとかけ離れた配役である。湯婆婆だし。急遽オファーしたというより、ハナから改変ありきで話が進んでいたとしか思えない。

もう四半世紀前の話である。
どういう経緯があったのかいまだに謎のままだが、原作者の楠桂は語ってくれないのだろうか。

 

[まとめ買い] 空母いぶき

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文庫版の絵がすげーなあ。。。

八神くんの家庭の事情 (1) (小学館文庫 (くE-1))

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  • 作者: 楠 桂
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/06/01
  • メディア: 文庫


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映画「空母いぶき」、佐藤浩市の掘り起こされた過去の発言に思う、小林よしのり「卑怯者の島」 [時事ネタ]

佐藤浩市のニュースが花盛りだ。

原作者のかわぐちかいじは「ネットを見ないのでわからない。ノーコメントで。」というコメントを出したそうだ。「訴状が届いてないのでコメントできない」みたいな新手の切り返しだ。

ビッグコミックの例の企画記事にもコメントを寄せているが、「主演の二人が原作以上の存在感を出している」というほかは映画の内容について触れてない。大人の態度という感じか。

佐藤浩市の過去の発言も掘り起こされている。
2016年にファッション雑誌「ゲーテ」での発言が印象に残った。

>「ナショナリズムに訴えかけるようなドラマしか、もう残された道はないんだろうか。冗談ですが、そんなことを口にしたくなるほど、テレビドラマの現状は方向性を見失っていると思う」
ゲーテ1.png

なんだそうだ。
要するにメディアは右傾化してるというのだ。
左の人は右傾化してると言い、右の人は左傾化してると言う。
まあそうやって世の中というのはバランスをとっているのかもしれない。
灰色の魔術師カーラの仕業なのか。

で、このナショナリズムという部分なんですけど、ナショナリストでなければ日本は守れないと最近誰かが言っていた。小林よしのりだったかな。確かにそうだ。グローバルフラットな視点で効率的な物の考え方をしていたら日本なんか別に守る必要はないという結論になる。

以前取り上げた小林氏の著作「卑怯者の島」を思い出す。
この漫画は特殊で、戦争論の後に描き上げられたにも関わらず、それまでの小林氏のイデオロギーを余り感じない不思議な作風がウリだ。本当にあの時代に戦場に生きていたらどんな思考を巡らすのか。そのことに重点を置いて作劇されている。

その「卑怯者の島」に脇役のこんなセリフがある。
>「俺は『お国のために』などという愛国心は信じてない。だが戦争で死ぬ理屈はわかる。」「神平、意地しかないんだよ。意地を捨てるヤツがいたら戦争には勝てん!合理的に負けるとわかったとたんに白旗あげる兵隊ばかりだったらその国は亡ぶ!だから意地で玉砕するんだ!」
卑怯者3.png

 
ちなみに小林氏は佐藤浩市の問題の改変を賛美している。アシスタントの時浦が、以前やはり安倍晋三の潰瘍性大腸炎をゲリピーと連呼して炎上する出来事があったが、普段から職場でそういう会話が乱れ飛んでいるのかもしれない。喘息持ちを揶揄されたら嫌だろうに、なんとも残念なことだ。

潰瘍性大腸炎ですぐにトイレに駆け込む人をゲリピーとあだ名したら誰もがひどいと思うはず。そういう小学生もいるだろう。トイレで頻繁に大をする小学生がどんなイジメにあうか。

それなのに今回の場合、それが総理大臣だから許されると本気で言っている大人が死ぬほどいるのである。狂ってるとしか言いようがない。こういうのが政治批判の質を落とし、世間の無関心へとつながっていくのである。

 
ただ、一つ言えるのが、「空母いぶき」の総理大臣は間違いなくカッコ良く演出されているはずである。安倍晋三のイメージを取り入れることで、さらに人気が出ることは十分に考えられる。だからこそ、佐藤浩市や映画会社広報や小学館は、今回のインタビューで炎上するとは思っていなかった。

左翼気質な人や小林氏は今回の出来事を擁護しているが、そこまで考えが及んでいないのではなかろうか。

佐藤浩市の演技に対する姿勢は素晴らしい。
ただし映画としてはクソだ!ゲリピーだ!
…そんな感じの感想を言い出すのではなかろうか。
 

…と、ここまで書いてちょっと衝撃の情報が。
映画の結末は、中国軍に助けられて終わるというものらしい。


すげえ原作レイプとしか言いようがないんですけど。。。
そりゃ、左系の人が褒めてるわけだよ。
町山さん本人から「貶さない」的なリプもらうし。

清水節って映画評論家も褒めてたからおかしいと思ったよ。よく知らない人だけど、そこそこ名の通った映画評論家が普通こういう映画褒めないよ。

こんな改変は「八神くんの家庭の事情」以来なんではなかろうか。
これに許可出してるんだから、かわぐちかいじすげえなあああああ。
佐藤浩市演じる総理大臣も、最後は失態を晒して終わるのかね。
敵と内通していたとか。

[まとめ買い] 空母いぶき

[まとめ買い] 空母いぶき

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卑怯者の島 戦後70年特別企画

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/07/20
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映画「空母いぶき」が航海前に炎上沈没?佐藤浩市のインタビューを読むべく400円払って実際に雑誌を読んでみた [時事ネタ]

航海直前の映画「空母いぶき」が炎上、沈没しようとしている。
脇役の佐藤浩市が自らの発案で、難病持ちの実在の人物を揶揄する様なアレンジを加えたことが雑誌インタビューで明らかになったからだ。

そもそもこの企画は、まず安っぽい改変が目についた。
本田翼演じる、映画オリジナルの女性キャラクターがそれである。どうでもいいんだけど、こういう改変で映画の格というものがそんなに高くないことは伝わってしまう。

佐藤浩市の話のついでに驚愕の改変が明らかになった。
原作は、中国の侵略から日本を守るという非常に攻めた漫画なのだが、なんとそれが映画では正体不明の謎の軍事組織の侵略から日本を守るという、非常に守りに入ったアレンジが加えられたというのだ。総理大臣はからかうけども、中国さんは怒らせたらシャレにならんから自粛。そんな構図になっていて、非常に脱力してしまう。

映画会社も慌てて火消しに走った。
割と素早い対応に驚いた。

たかがネットと侮り、爆死していった先立のことがついに教訓になったのだろうか。映画はフィクションであり、安倍総理の潰瘍性大腸炎とは一切関係がないのだという。まあ、そんなわけねーだろと思うが、そう言うしかない。

そもそも1役者の言いなりになって脚本を変えてしまう監督ってなんなのよ。
脚本に口出す役者は基本ロクでもない、と言うのを昔何かの本で読んだ気がする。
ジェームズキャメロンはターミネーター1作目のラストを改変しようとする上層部に拳銃を突きつけて抵抗したそうだ。

三谷幸喜の「ラジオの時間」という、ベテランのご機嫌とりで脚本がコロコロ変わってしまうラジオドラマの生放送の悲劇を描いた映画もある。まあ折り合いをつけて仕事をするのはそれはそれで尊いかもしれないのだが、いったい1役者に脚本変えさせてしまう空母いぶきの監督ってどんな奴なのよ?とウィキペディアを読んでみた。

>テレパックのテレビドラマのAD・演出補などを経て、1986年に共同テレビ入社。共同テレビジョン役員待遇エグゼグティブディレクターなどを歴任し、現在はフリー。

だそうだ。
よく分からんけども役員待遇エグゼドエグゼスとか、なんかすごそうだ。
もう70歳のおじいちゃんだそうである!
それでも佐藤浩市には勝てないのか?
三國連太郎の息子だからか?

2000年に織田裕二主演のアクション映画「ホワイトアウト」の監督をしているが、このオーディオコメンタリーを聞いたことがある。監督をお付きの二人が褒めちぎる、そんな印象だった様な記憶がうっすらある。間違いだったらごめんなさいだが、実家の蔵書の中からホワイトアウトのDVDを探す気力がない。パッケージ捨てたし。

もう一つ今回の戦犯がいる。
問題のインタビューを掲載した雑誌編集者と、削除を求めなかった映画会社の広報だ。後者は今頃火あぶりにされているかもしれない。。。雑誌編集者の方は何を思ってインタビューを載せたのか。お腹が痛い総理に改変して、原作ファンが「なるほど!面白そうだ!」と思うと思ったのだろうか。無残に改ざんされまくってしまったことへの抗議だったのだろうか。

で、「切り取りだ!雑誌を読めば問題ない発言であることが分かる!」という人もいるので、実際に雑誌を買って読んでみた。コンビニで買った。400円は結構高いなと思ってしまう。普段あまり雑誌を買わず、ジャンプ200円ぐらいの時代の感覚でいるからだ。雑誌にはクリアファイルが付録でついていて、それが落ちない様に厳重にテープで止められているので立ち読みはできなかった。電子書籍も販売されていない。

梱包用のテープは綺麗に剥がすことができた。
クリアファイルは出演者である本田翼の寝顔が印刷されており、思わず「わあかわいい!」と思ってしまう出来だ。
胃腸炎1.JPG
インタビューをチェックする前に、パラパラと雑誌を読んでみる。
どんな連載陣か全く知らないけども意外と打率が高い。「ひねもすのたり日記」「劉邦」「正直不動産」は単行本を買ってるし、「海帝」「ブルージャイアント」も気になってる。「気まぐれコンセプト」の企画もあるし、他に永井豪、細野不二彦、さだやす圭、原秀則、小山ゆう、黒鉄ヒロシ、石原まこちんなどが描いている。ビッグな作家が描いているからビッグコミックなのだそうだ。きわめつけはゴルゴ13だ。

空母いぶきがどこで連載しているのか知らなかったが、ビッグコミックなのだろうか。
この号は本編が載っておらず、映画の宣伝のための特別編が掲載されている。映画版のコミカライズともいうべき内容で、かわぐちかいじが描く斉藤由貴、小倉久寛が面白い。中井貴一は全然似てないのだが、今はこんな顔してるのだろうか。本田翼はどこか似てるのだが、ちょっと顎の骨格が良すぎてニューハーフっぽい。
胃腸炎4.JPG
(画像はもちろん斉藤由貴である)

で、問題のインタビューを読んだが、安倍総理になり切ることで、その重圧がよくわかったという風に読めないこともなかった。

インタビューが「やりたくなかった。体制側の人間を演じることに抵抗がある」(左翼思考)→「アレンジしました」(1役者の都合で原作を改変したと読める)→「ストレスでお腹を下す設定にした」という流れなので、ここまで読めば全く擁護はできない。

わずか1P半分に満たないインタビューなのだが、原作から引用したコマが「明日、私が下す命令で人が死ぬ。」と、「下す」ことを強調している様にも見える。深読みすれば、原作ではこのコマの後吐いているので、こう改変されたんですよと訴えている様にも見える。
胃腸炎2.JPG
が、佐藤浩市のインタビューはその後、「総理になると責任で人格が変わる」という発言があるので、自らの考えの及ばない高い意識の領域に安倍総理がいるという風にも読める。専守防衛とは何かを考える映画になっていると結んでいるので読後感はあまり悪くない。

ちなみにその前の4Pの解説記事でも「ストレスに弱くお腹を下す」改変があることに触れており、映画にとっては重ねて伝えたいほどに重要なPRになる改変だと関係者が考えていることは間違いない。
胃腸炎3.JPG

空母いぶきの映画公開は5月24日だそうだ。
果たして興行はどうなるのか注目してしまう。

そもそも映画は失敗して当たり前のものだと俺は思っている。町山智浩はクソミソに貶すのだろうなあというのは以前から思っていた。

炎上商法というのはあるが、この映画の場合はあまり良い方向に行かないと思う。これでヒットする様なら、炎上がなければもっとヒットしただろう。戦艦映画としてはこの後に「アルキメデスの大戦」が控えている。今から広報担当者はピリピリしていることだと思う。

とりあえず俺はどちらもあまり見る気がしてない。
そういえば映画のPRのために、空母いぶき単行本3冊をセットで600円で販売してるのが驚いた。


 

[まとめ買い] 空母いぶき

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左寄りの町山智浩はなぜ右寄りの「進撃の巨人」の脚本を担当したのか? [時事ネタ]


赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD (4) (ビッグコミックス)

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  • 作者: 山本 おさむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/02/28
  • メディア: コミック


山本おさむの「赤狩り」4巻の帯町山智浩だったのはインパクトがあった。
左寄りの人というイメージがあったので、それをさらに強くする出来事だった。
左寄り2.png

 
町山氏のツイートに最近こんなのがあった。


『「ネトウヨ」は、誰かを差別するから「ネトウヨ」と呼ばれているのです。』と町山氏はいう。

いや、それは嘘だと思った。
だったら「差別者」でいいじゃん。やはりそこは「右翼」というフレーズを入れたいし、外せない。

差別反対を錦の御旗にして右翼的な考えを一掃するのが悲願なのだと思う。そしてそれをうしろめたいと感じている。

町山氏の解釈は、こないだブログに書いた外国住まいのオバさんと同じもの。ネトウヨは差別に当たるのではという議論は度々起こっている様で、切り返しのテンプレ的なものになっている様だ。町山氏のこの発言も今回が初めてではない。

ネトウヨという言葉にはずっと興味があった。
いろんな解釈がある様だが、最もニュアンスが近い言葉はネオナチだと思う。一般人が使うのは構わないが、政治的中立であるべきマスコミまで堂々と使ってしまうのは違和感がある。プロ市民と言ってるのと同じだ。
左寄り3.png

町山氏は最近、小林よしのりをネトウヨを生み出した張本人だとしてツイッターで謝罪を求めた。俺はこれにも違和感があった。町山氏の著作は何冊も読んでいるが、右寄りな考えがアメリカで商売になっていることを何度も紹介したのが町山氏という印象があったからだ。

もちろん町山氏は批判のために紹介したのだが、俺はこう思っていた。

なるほど、そもそも「俺が生まれた土地大好き!」という素朴な考えの人が多くて当然である。マスコミはいわゆるリベラルでないと食っていけないというイメージがあったが、十分に食えるほどの需要があって当然だ。と。

 
そんな町山智浩だが、2015年に実写版「進撃の巨人」の脚本を担当したというのもずっと疑問だった。

平和すぎ軍隊の有り難みを失う日々の中、突如戦争となり、国家に忠誠を捧げて戦うという漫画である。これが右寄りでなくてなんなのか。
左寄り1.png
「心臓を捧げよ!」というフレーズはネットでもてはやされているのをよく見た。俺は進撃の巨人を最初に読んだ時、四半世紀前の漫画「加治隆介の議」で散々やってきた憲法改正運動の流れにある漫画だなと思ったものである。面白いかどうかはともかく、こんな漫画が社会現象になってしまうなんてスゲエなと思ったものだ。

その漫画の映画化で、脚本家でもない町山氏が共同脚本で参加。
小林よしのりをネトウヨの開祖として批判したのに、心臓を捧げる漫画には映画ライター生命を捧げたわけである。どういうことだ???

金のかかった超大作に、実績のない町山氏に声がかかるというありえないオファーである。映画好きの町山氏にとって、これまでの名誉を失うリスクがあると分かっていても映画作りに関わりたかったというのはわかる。わかるのだが、主義信条に背いてまで。。。というのがイマイチ分からない。

もちろん実績のない町山氏に優れた脚本が描けるわけもなく、興行は大爆死する。。。アマゾンプライムで見たのだが、批評する気さえもしなかったというのが正直な感想である。

ポール・バーホーベンが「スターシップトゥルーパーズ」でやった様に、超右翼社会を描いて逆に批判するということがやりたかったのか?そもそも原作者がどういった意図で原作を描いているのか。近年は筋が二転三転してよく分からないことになっているのだが。。。

町山さんは今後どうなっていくのか。今や立派な権威者である。高まる名声とは反比例に、俺個人としては近年の著作はあまり面白くない。昔はもっと人間の業や原罪などのありのままを紹介してくれている様で好きだったのだが。最近はdマガジンでも読まないぐらいだ。文春だったっけ?

 
ガンダムがTVで放送されるたび毎度思う素朴な疑問なんだけど、左翼系の人ってなんでガンダムを放送中止に追い込まないのかね。平和ボケになっていく一方でも、事実上の軍隊が日本に存在し続けることができるのは、ガンダムで戦争を描いていることが大きいと俺個人は思うのだけれども。実物大ガンダムがお台場に建った時、軍靴の音が聞こえると言った人はいるのかいないのか。

暴力描写は年々表現の幅が狭まっている印象だけども、戦争は描いても問題ない。むかし残酷描写が規制されたので戦争漫画を描きましたってホラー漫画家もいた。不思議だ。とりあえずガンダムや進撃の様な戦争漫画やアニメがある限り、日本は「武器がなくなれば平和に!」「降伏しちゃえば攻められない!」みたいな変な思考が占拠することはないかなあと思った。

 




赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD (5) (ビッグコミックス)

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  • 作者: 山本 おさむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/05/30
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