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よく暴走する美味しんぼ。一万円札は悪人なのか?安彦良和「王道の狗」人物伝2福沢諭吉 [歴史漫画]

美味しんぼ」で差別主義者と批判しただけには飽き足らず、近年また「まさかの福沢諭吉」という本を出して福沢諭吉を批判する雁屋哲。またその本が結構高額な上に、大して評判にもなっていない。しかもこのおじさんは義憤に燃えて、何度も間違いをやらかしている人なので、今度もそうなんちゃうのと思ってしまう。
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そもそも漫画読みとして雁屋哲が嫌いなのは、美味しんぼで敵役だった海原雄山が途中から原作者の都合で人格者に変えてしまったのを、山岡の未熟さからくる誤解だったという話にしてしまったこと。まあ、やらかし続ける原作者の本質を暗示してるといえないこともない。じゃあ福沢諭吉だって世間の評判通り人格者かもしれないじゃないか。

調べてみると、こういう福沢諭吉議論は過去にもあったらしい。
結局のところ、朝鮮の革命家に援助し、色々批判的な論評をしたことが決定打になっているような気がする。これは当時の朝鮮がどのような国家だったのかという話だ。先日、中国のエロ同人作家が逮捕されて懲役4年食らったというニュースがあった。くまのプーさんが権力者にそっくりだという理由で発禁になっているニュースもあった。そういう国を論評したら、後世差別主義者だと罵られたみたいな話なんではないか。あ、左翼やマスコミや、しりあがり寿が中国を批判しないのもそういう理由なのか。他国を批判する=差別者みたいな論法が、彼らの脳内にはあるのかなあ。うん、これは発見だ。

福沢諭吉の差別者論の根拠は国内のことについてもいろいろあるそうだが、福沢諭吉といえばお母さんが乞食のシラミ取りを趣味にしていた話が、子供の頃に読んだ学研まんがで強く印象に残っている。
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太田じろう「福沢諭吉」より)

これはみなもと太郎の「風雲児たち」でも引用されているエピソードで、決して差別をしてはならないというだけに留まらず、偉そうにしてる奴らなんかほっとけと教育されていたという。
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身分差別で苦しみつつキャリアアップしてきた人という福沢諭吉が差別者というのはどうにも繋がらない。でもバカには厳しいのは確か。だから口が滑ることもあったのではないか。そして母の博愛精神っぷりにも正直ついていけないとこがあると漏らすなど、まあロボットみたいな平等超人ではない。人間味があるのだ。

安彦良和の「王道の狗」の福沢諭吉は非常に味わい深く描けていると思う。素晴らしい。
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王道の狗 文庫版 コミック 1-4巻セット (中公文庫 コミック版)

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  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/12/20
  • メディア: 文庫



マンガまさかの福澤諭吉 上

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  • 作者: 雁屋 哲
  • 出版社/メーカー: 遊幻舎
  • 発売日: 2016/11/01
  • メディア: 単行本



マンガまさかの福澤諭吉 下

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  • 作者: 雁屋 哲
  • 出版社/メーカー: 遊幻舎
  • 発売日: 2016/11/01
  • メディア: 単行本



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