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庵野秀明が「シン・ウルトラマン」を監督?ついでに続編が中止になった傑作映画「ULTRAMAN」についても語る [時事ネタ]

庵野秀明がエヴァンゲリオンをまたしても中断して、「シン・ウルトラマン」の制作に着手したというニュースが駆け巡った。続報によると、円谷プロダクションにすら裏取りを行なっていない週刊大衆の飛ばし記事らしい。円谷は「当社としては特にお話することはありません」と、企画の存在について、否定も肯定もしていない。

ニュースを聞いたときは、遂に来たかと思った。
庵野秀明といえば、ウルトラマンが作家性の根本にある人だ。
そもそもエヴァンゲリオンはウルトラマンのリメイク的な作品だ。
ネクサス.png
シン・ゴジラを見たとき、もうこれはもうウルトラマンをやらなきゃいかんだろと思った。エヴァンゲリオンを先に完結させるべきだという人もいるようだが、あからさまにモチベーション落ちているエヴァを無理やり作ってもしょうがないと思う。だいたい、未完成であることでファンの興味を惹きつける構造の作品なのだから。

ウルトラマンのリメイクといえば、月刊ヒーローズで連載中の「ULTRAMAN」が4月1日にCGアニメとして公開される。今回のニュースは良い宣伝になったろう。ウルトラマンの後日談で、ウルトラマンの形を模した強化スーツバトルというコンセプトだが、なんとなく作風になじめず、パラパラ読んだぐらいしか内容を知らない。


ところで、もう一つ「ULTRAMAN」という作品があることは、特撮好きなオッサンならご存知のはずだ。2004年の映画で、ウルトラマンネクサスの前日譚になっている。バットマンやスパイダーマンの映画のヒットを後追いし、大人の視聴に耐えうる作品作りを目指したが、興行的には失敗に終わったようだ。しかし俺はこの作品が大好きで、DVDも、BZの松本が歌う主題歌音源も購入した。

漫画家の吉田戦車も雑誌コラムだったか、スピリッツのWebサイトで連載されていた日記だったか覚えていないが、本作を絶賛していた。変身に慣れていないウルトラマンが、敵の攻撃をジャンプしてかわしたきっかけで空を飛べることに気づくシーンが素晴らしいとイラストにしており、そのイラスト自体もなんか素晴らしく俺の心に染み入り、時々読み返したくなる一節だった。

映画公開後、TVの「ネクサス」で盛り上げて、続編映画を〜という企画だったようだ。俺は劇場版DVDを繰り返し見つつ、ワクワクしながら続編映画を待っていたのだが、遂にそれが作られることはなかった。今回の記事を書くにあたって、元円谷プロ社長・円谷英明の「ウルトラマンが泣いている」を読み返した。ネクサスの視聴率が振るわず、また当時円谷が様々なトラブルを抱えていたことにより、クランクインまでしていた続編製作を中止してしまったという。

ああ、見たかったなあと思うのだが、心のどこかで作られなくて正解だったかもしれないと思う。同じ監督により作られた「ネクサス」が自分には全然ピンとこなかったからだ。

そもそも映画「ULTRAMAN」はウルトラマン第1作目をベースに、オールドファンの最大公約数が満足し、破綻のないように再フォーマットした非常に美しい職人作品だと思う。悪く言い換えれば、保守的で、尖った、攻めた感じのない、安心して見ていられる心地よい作品だった。

そこへ行くとネクサスは尖りまくった攻めまくった作品だった。
その象徴的な出来事として、「ウルトラマンが泣いている」を書いた円谷英明は、初回にウルトラマンを出さないというコンセプトに当惑し、口を出してはいけないとわかっていても口出しして揉めに揉めたと語っている。

攻めた作品というのは好きだけれども、実写特撮でそれをやるというのはかなり難易度が高いと思う。意識の高さは感じるけども、実力がそれに伴わない薄っぺらい作品、当時ありのまま感じたことを記すなら、そういう感想になる。

ウィキによると、続編の内容はこういう構想だったらしい。
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2016年に行われた日本映画監督協会上映会にて小中氏は断片的に本作の内容について触れている。 「怪獣の殺人者ウルトラマンへの疑問提示を行い、戦い以外で決着をつける」という趣旨だったとのこと。 準備稿ではウルトラマンノアやスペースビーストなどNプロジェクトの根幹をなす存在は全く登場せず、「主人公は4人の少年少女」「怪獣は“〜エレメント”という名称」「怪獣はミミズや犬や人間の変異体」などと記載されていたという証言が多数残っている。このため『2』と銘打ってはいるが世界観は全く別物のストーリーだった模様。
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いやー、これはきついっす。

 

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